教員名 : 田村 典江
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授業科目名
エコロジー経済学 (経済・経営・国商/専門科目)
(英語名)
Ecological Economics (J) (経済・経営・国商/専門科目)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
田村 典江
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標12/目標13
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
講師に連絡を取りたいときは、ユニバーサルパスポートのQ&A機能を利用すること
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】人間の社会経済系は地球環境系のなかに埋め込まれている。そして、人間の社会経済活動は地球の生態系の活動と絡まり合っている。本講義では以上について理解したうえで、有限の地球環境系の中では無限の経済成長は不可能であることを学び、長期的に人間の社会経済系の繁栄を維持するためには、どのような社会経済系が望ましいについて考える。
【到達目標】 ・社会経済系と地球環境系の相互作用について、多様な観点から考察できるようになる ・オルタナティブな社会経済に向けたコンセプトや価値、ビジネスモデルについての知識を習得する ・日常生活の中で、持続可能な社会経済に向けた転換の経路について洞察できるようになる 授業のサブタイトル・キーワード
地球環境問題、人新世、地球の限界、コモンズ、脱成長、転換
講義内容・授業計画
第1回 ガイダンス 講義概要・評価基準など
第2回 エコロジーとエコノミー 経済学と環境問題の接点 第3回 物質循環論 (1) ⽣態系と物質循環1 第4回 物質循環論 (2) ⽣態系と物質循環2 第5回 人新世と地球の限界 (1) プラネタリーバウンダリー 第6回 人新世と地球の限界(2) 人新世 第7回 脱成長 (1) 経済成長を問う 第8回 脱成長 (2) 効率性から充足性へ 第9回 コモンズ(1) コモンズの悲劇とコモンズ論の発展 第10回 コモンズ (2) ⽇本のコモンズ論 第11回 コモンズ (3)コモンズからコモニングへ 第12回 さまざまなエコノミー(1)食と農の経済 第13回 さまざまなエコノミー (2)ドーナツ経済、循環経済 第14回 さまざまなエコノミー(3)連帯経済、ケア 第15回 まとめと振り返り:どのような経済へ向かうか 教科書
特に指定しない
参考文献
「みんなでつくる「いただきます」 : 食から創る持続可能な社会 」田村典江ほか編著、昭和堂、2021年
「人新世の脱<健康>」田村典江ほか編著、昭和堂、2022年 「LIMITS:脱成長から生まれる自由」ヨルゴス・カリス著、大月書店、2022年 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習
あらかじめ示されたキーワードについて調べてくること 事後学習 授業内容を踏まえて、ミニッツペーパーを作成すること アクティブ・ラーニングの内容
各回のミニッツペーパーについて、受講者全員に共有し、内容を踏まえて、解説や補足を行う。
週によってグループワークを行うことがある。 成績評価の基準・方法
成績評価は次の2つの課題をもとに総合的に行う。
1) 各回講義後のミニッツペーパー(60%) 講義内容に対するコメントや自身の考察を問う。 講義内容を十分に理解しているか、自分なりの視点から考察ができているかどうか等に基づいて評価する 2) 段階的な課題レポート(40%) 2回程度、レポートを課す。 課題内容の把握、独創性、文章表現等に基づいて評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートの採点結果はユニバーサルパスポート経由で開示する。
履修上の注意・履修要件
地球環境問題や持続可能性課題に関する知識や関心を有することが望ましい
実践的教育
該当しない
備考
授業中にユニバーサルパスポートを利用したクリッカーなどを行う可能性がある。
また週によって、オンラインで授業を行うことがある(その場合はあらかじめ告知する)。 受講に必要な機器・環境は各自が準備すること。 英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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