証券論 （国際商経・専門科目）

Security (J) （国際商経・専門科目）

専門教育科目

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国際商経学部

2年

KCCBK2MCA1

2単位

講義 (Lecture)

2024年度後期

山田 一夫

国際商経学部

日本語

該当なし

随時メールで調整・山田研究室（A313）

kyamada@biz.u-hyogo.ac.jp

1◎／3〇／4〇

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【講義目的】経済学を学ぶ上で、証券投資を理論と制度の視点から考えることは重要である。本講義では証券論の基礎に対する理解を深めることを目的とし、証券の概念やそれを取り巻く課題について論究する。
【到達目標】１）証券論の基礎理論を説明できること、２）証券投資の現状を分析できること、である。

サブタイトル：証券投資のための分析力を身につける証券論
キーワード：効率的市場仮説、行動ファイナンス

講義内容】本講義では最初に証券投資の基礎理論を紹介、次いで証券の制度と歴史を概観し、証券投資の現状について、具体的事例を通して検証を加えながら、その問題点や解決の方法を講述する。
【授業計画】
１．ガイダンス　本講義の目標や概要を説明する。
２．効率的市場仮説とインデックス投資（キーワード：敗者のゲーム、優秀なファンドマネージャー）
３．証券と投資（テキスト第１章　キーワード：証券の役割、リスクとリターン）
４．評価の基本原理（テキスト第２章　キーワード：貨幣の時間価値、複利計算、現在価値、裁定と一物一価）
５．企業分析（テキスト第３章　キーワード：財務諸表、財務分析）
６．債券市場（テキスト第４章　キーワード：債券の発行、債券の流通、債券の格付）
７．債券分析（テキスト第５章　キーワード：債券価格、利回り、スポットレートとフォワードレート）
８．株式市場（テキスト第６章　キーワード：株式、株式の発行市場、株式の流通市場、板寄せ方式とザラバ方式）
９．株式分析（テキスト第７章　キーワード：ファンダメンタル・アナリシス、テクニカル・アナリシス）
１０．投資信託、オルタナティブ投資（テキスト第８章、第14章　キーワード：ファンド、不動産投資信託、証券化商品、ヘッジ・ファンド）
１１．ポートフォリオ理論と資本市場理論（その１）（テキスト第９章　キーワード：共分散と相関係数、システマティックリスク）
１２．ポートフォリオ理論と資本市場理論（その２）（テキスト第９章　キーワード：最適ポートフォリオ、CAPM）
１３．行動ファイナンス（テキスト第１０章　キーワード：認知誤差、プロスペクト理論、メンタルアカウンティング）
１４．デリバティブ市場（テキスト第１１章　キーワード：先物取引、オプション、スワップ）
１５．まとめと評価（到達度の確認）
定期試験

※　スケジュールと内容は変更になる可能性があります。
※　パソコンの利用：使用しない。
※　生成系 AI の利用：生成系 AI の利用については教員の指示に従うこと。生成系 AI による出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系 AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

榊原、城下、姜、福田、岡村 (2013) 『入門証券論（第3版）』　有斐閣（予習・復習やレポート課題などで使用するので、生協などで購入するのが望ましい）

◦岸本直樹、池田昌幸 (2019) 『入門・証券投資論』　有斐閣
◦筒井、佐々木、山根、マルデワ (2017) 『行動経済学入門』　東洋経済新報社
◦俊野、白須、時岡 (2020) 『ファイナンス論・入門』　有斐閣
他の文献は講義時間中に、適宜、紹介する。

【予習】授業に際して指示するテキストの部分を事前読み込み（15ｈ）
【復習】ミニレポート作成（14回、14ｈ）、講義内容の理解を深め定着させるためにテキストや資料を読み直し（15ｈ）、最終レポート作成（15ｈ）

講義終了後、毎回ミニレポートを提出してもらう。次の講義で講評を行う。

【成績評価の基準】
証券投資の理論を理解し、証券投資に関心をもつことができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力（知識・技能、思考力、判断力、表現力等）の到達度に基づき、S（90点以上）,Ａ（80点以上）,B（70点以上）,C（60点以上）による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
最終レポート50％（ミニレポートは10％を上限として最終レポートに加味する）、定期試験50％（7月最終週に実施）を基準として、受講態度（積極的な質問等）を含めて総合的に評価する。

ミニレポートは、優れた内容のものを次の講義の中で紹介しながら講評する。
最終レポートについてはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。

①ミクロ経済学入門を履修済みであること。
②レポートの書き方については、下記の参考文献に従って作成してください。表紙については履修の手引きの該当箇所を参照してください。レポートで剽窃が発覚した場合は0点となるので注意してください。
◦沼崎一郎 (2018) 『はじめての研究レポート作成術』岩波ジュニア新書

該当しない

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