シラバス情報

授業科目名
ビジネスプラン論 (国際商経・専門科目)
(英語名)
Business Planning (J) (国際商経・専門科目)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
小寺 倫明
所属
社会科学研究科
 経営専門職専攻

授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにより問い合わせること
連絡先
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにより問い合わせること

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 現代の企業経営を取り巻く環境の変化から、今まで収益を生み出してきたビジネスモデルが必ずしも継続的に効果をあげるといったことが困難になってきている。持続可能な経営を実践していくためには、新規事業の立ち上げや既存事業のビジネスモデルの再構築が求められる。その際、事業計画を意味するビジネスプランをいかに作り込み、有効的かつ実効性のあるものとするかが重要となる。
 本講義では日本の社会構造・産業構造・就業構造等の変化を捉え、これからの経済社会の方向性を理解したうえで、ビジネスプラン作成に必要となる知識と実践的方法論を学び、戦略的思考力を身につけることは重要である。
 ビジネスプランは、自らの経営指針であり、企業の羅針盤となるものである。起業する際や新規事業、経営革新(第二創業)、経営改善、事業承継、事業再生・再構築に取り組む上での考え方や課題について論究する。

【到達目標】
 到達目標は、企業家精神の行動原理を理解し、ビジネスアイデアを事業に発展させる方法を習得することができるようになること、である。また実際にビジネスプランの基本項目を作成できるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:持続可能な経営を実現するために—ビジネスプランの意義と役割ー
キーワード:経営理念・経営目標・事業コンセプト・経営資源・収益構造・経済的価値と社会的価値

講義内容・授業計画
本講義では、授業と並行して課題演習シートに取り組んでもらう。

【講義・演習内容】
 本講義では最初に社会構造・産業構造・就業構造等の変化を概観し、次いで企業経営における「経営革新(イノベーション)、経営品質、連携等」、また、ビジネスの基本構造である「ビジネスモデル」について解説し、理解を深める。そのうえでビジネスプラン論としての理論的考察とともに、並行してビジネスプランの基本的項目についての課題演習シートの作成を通して、検証を加えながら戦略的思考によるビジネスプランを講述する。

【授業計画】 
第1回:ガイダンス 本講義の目標や概要、進め方について説明する。
第2回:社会構造・産業構造・就業構造等の変化(1)
第3回:社会構造・産業構造・就業構造等の変化(2)
第4回:企業の社会的責任 企業倫理 地域・社会貢献
第5回:企業家精神 ベンチャー経営
第6回:創業・起業 ソーシャル・ビジネス
第7回:ビジネスモデル ビジネスプラン作成の意義 アイデア出し
    課題演習シートの配布予定
第8回:経営理念 経営目標 事業コンセプト
第9回:事業コンセプトと業界・競合分析
第10回:事業コンセプトと市場・顧客分析
第11回:事業コンセプトと内部資源・立地の商圏分析
第12回:事業の戦略と展開 業務プロセス マーケティング 
第13回:事業の戦略と展開 事業収支 キャッシュフロー 会社設立 資金調達等
第14回:ビジネスプランの構成とチェックポイント(1)
第15回:ビジネスプランの構成とチェックポイント(2)

 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。
 生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
レジュメを適宜配布する。
課題演習シート(エクセル)を中間でユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにて配布する。
参考文献
長谷川博和著(2018)『はじめての経営学 ベンチャー経営論』東洋経済新報社

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するレジュメ等の事前読込(10h)
    課題演習シートの作成に伴う、授業進捗状況に合わせた項目ごとの作成準備(10h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにレジュメ等の読み直し(15h)
    課題演習シートへ記述した項目内容のブラッシュアップと点検見直し(25h)
アクティブ・ラーニングの内容
「採用しない」
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 ビジネスプランの意義と役割について理解し、課題への対応ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 課題演習シート作成(50%)、期末課題レポート(50%)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
課題演習シート作成、期末課題レポートについては、授業評価アンケートの教員コメント欄において全体の結果に関するコメントを合わせて記載する。
履修上の注意・履修要件
・課題演習シート作成及び期末課題レポートの提示方法および提出方法等にあたっては、別途、授業中に指示する。
・講義および演習内容は積み上げ式のため、毎回授業に出席するよう心がけてもらいたい。



実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。