教員名 : 川上 昌直
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授業科目名
ビジネスモデル論 (経営学部・国際商経学部/専門科目)
(英語名)
Business Model (J) (経営学部・国際商経学部/専門科目)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部/経営学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
川上 昌直
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9/目標17
オフィスアワー・場所
月曜12:00-13:00・研究棟Ⅱ305研究室
連絡先
kawakami@em.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3〇/4〇
研究科DP
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全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】激動期のビジネスを知るためには、ビジネスの全体像を的確かつ迅速に捉えることが必要です。ビジネスモデルはそのことに大いに役立つ考え方です。顧客に圧倒的な喜びを与えながらも、企業が継続的に利益を生む仕組みを、いかに作り出しているのか。受講生には、それを分析する能力をつけるだけでなく、自分でデザインする方法を習得してもらいます。
【到達目標】1)あの企業はなぜ顧客に好かれながら利益を生んでいるのか、を分析できること、2)世の中をビジネスモデル思考でとらえ自分の将来についてもデザインできることなどである。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:顧客を喜ばせながら企業が儲ける仕組みを創る
キーワード:儲ける仕組み、顧客価値提案、利益創出、プロセス構築、スタートアップ、新規ビジネス、企業変革 講義内容・授業計画
【講義内容】顧客(相手)に喜んでもらいながら、企業(自分)が利益を獲得するにはどうしたらいいか。これはビジネスにおける不変のテーマであり、最終的には自分の人生の問いでもあります。このような問いのひとつの解放が「ビジネスモデル」です。この講義では、ビジネスモデルの全体像を学びながら、関心のある企業を分析し、さらには自分でビジネスや仕事をデザインするための方法論を習得してもらいます。ビジネスモデルについて、さまざまな具体的な事例をもちいて検証を加えながら、その問題点や解決方法も述べていきます。
【講義計画】 この講義では、適宜ユニバーサルパスポートのアンケート機能も活用しながら、受講生の認知度や理解度に応じて適切なレベルで展開するようにします。また講義期間中に問題となる事象を取り扱うこともあります。そのため、下記に掲げたテーマを取り扱いますが、必ずしも順番通りとはならない可能性があることを承知しておいてください。 1. ガイダンス 本講義の目的や概要を説明する 2.なぜビジネスモデルか 経営者であろうとなかろうとビジネスモデルは重要なビジネス基礎です。まずはビジネスモデルがなぜ必要なのかを明らかにします。 3. 戦略、マーケティングとビジネスモデル 経営戦略、マーケティングとビジネスモデルはどのように関係するのか。三者の関係を解き明かします。 4. ビジネスプランとの関係性 ビジネスプランとの比較でビジネスモデルの位置づけをより明確に捉えます。 5.ビジネスモデルの構成要素 顧客価値提案、利益創出、プロセス構築、の3つを捉えてビジネスモデル構築の基礎を習得します。 6. ビジネスモデルのフレームワーク ビジネスモデルを分析しデザインするためのフレームワークを紹介します。 7.企業のビジネスモデルを分析する ビジネスモデル概念を使って企業分析する方法を学びます 8.将来のビジネスモデルをデザインする ビジネスモデル概念を使ってどのように将来をデザインできるのか、その方法を学びます。 9.企業の目的としての顧客価値提案 ビジネスモデルの主要因である顧客価値提案をとらえるうえで重要な要素を学びます。 10.ジョブと顧客活動 顧客価値を明確にするための「ジョブ」概念と、それを実行に移す際に重要となる考え方について学びます。 11.利益獲得のバリエーション 利益創出の方法は一つではありません。一体どのような方法があるのかを実際の企業事例から学びます。 12.プロセス構築の方法 ビジネスアイディアを整理した後に必要となる、プロセスの考え方と構築方法について習得します。 13.新たなビジネスモデルを生む 実際の企業がどのようにして新たなビジネスモデルを生んできたのかを実例をもとに学びます。 14.ビジネスモデルの再構築 日本の大企業はどうやったらビジネスモデルを変革できるのかを実例をもとに学びます。 15. まとめと評価(到達度の確認) 定期試験 教科書
開講時に指定します。
参考文献
川上昌直『ビジネスモデル思考法』ダイヤモンド社、2014年
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】特に必要としません
【復習】レポート作成(3回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるためのノートの読み返し、テキスト教材の読み返し(45h) アクティブ・ラーニングの内容
講義中に実際に考える時間を与え、対話型の講義を展開する予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
ビジネスモデルの概念と必要性を理解し、的確に分析できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与します。 【成績評価の方法】 定期テスト70%に加えて、平常点(小テストおよびレポート)30%を基準として、受講態度を含めて総合的に評価します。 課題・試験結果の開示方法
小テストは、原則的に次の講義内で解説します。
レポートについては、原則的に締め切りから10日以降の講義内で、全体講評をします。 履修上の注意・履修要件
・状況によっては双方向型のリモート講義とすることがあります。
・レポートなどの状況も講義前後にユニバーサルパスポートを適宜必ず確認し、状況をアップデートするようにしてください。 実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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