シラバス情報

授業科目名
経済学特殊講義(B) 社会人の基礎力を養うための生命保険実学
(英語名)
Special Topics 社会人の基礎力を養うための生命保険実学
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
生命保険協会
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
〇講義目的
生命保険実学を学ぶ上で、「自分の人生」を設計する視点から「保険を考える」ことが重要である。本講義では、人生におけるさまざまなリスクを回避・抑制する手段のひとつとして「生命保険について理解し、説明出来る事」が目的である。同時に実学を通じ、社会人として役立つ知識や考え方  =社会人としての基礎力 の習得を目指していく。

〇到達目標
1)社会保障制度の概要と保障内容を理解し、説明する事が出来る。
2)生命保険の意義・役割と基本的な仕組を理解し、説明する事が出来る。
3)人生設計上のリスクを理解し、生命保険の基本プランを提案する事が出来る。

授業のサブタイトル・キーワード
〇授業のサブタイトル
 社会人としての基礎力を養う

〇授業のキーワード
 社会保障制度と生命保険(公助と自助)、人生設計とリスク管理
講義内容・授業計画
〇講義内容
本講義では最初に、学生ひとり一人の人生設計を考えてもらう。次に公的保障(社会保障制度)について概観し、そのうえで、生命保険の商品内容から事業概要、業務内容、今後の課題点に至るまで、広く生命保険の実学を学んでもらう。そして「時事ネタ」や「今日の格言」なども織り交ぜた講義により、就職感や社会人の基礎力が養える講義スタイルとする。

〇授業計画
当授業は、豊富な経験を有する社会人による実践的教育に該当する。
1.オリエンテーション/総論 →本講義の目的や概要、生命保険の基本的な機能
2.人生設計とリスク管理 →ひとり一人の人生設計とリスク管理の必要性
3.生命保険の種類(その1医療保障)→公的医療保障と民間の医療・がん保険
4.生命保険の種類(その2死亡保障)→公的遺族保障と民間の生命保険
5.生命保険の種類(その3老後・介護保障)→公的年金・介護保険と民間の個人年金・介護保険
6.生命保険契約の仕組 →契約の性質、危険選択、給付、約款、契約書類、保険証券
7.生命保険と税金 →生命保険に関連する税金の取扱
8.生命保険と運用 →生命保険会社の資産運用 【ゲスト講師の予定】
9.生命保険の意識調査/【前半総括】 →生命文化センターによる全国調査、前半講義の総括
10.生命保険商品 →保険商品の変遷、近年の商品動向 【ゲスト講師の予定】
11.生命保険の業務 →生命保険会社の組織・業務内容・職場環境など
12.生命保険の苦情・紛争 →多様化する顧客ニーズへの対応、裁判外紛争手続【ADR】 【ゲスト講師の予定】
13.生命保険会社の災害対応 →東日本大震災等の震災時における生命保険会社の対応 【ゲスト講師の予定】
14.生命保険の隣接業界 →金融・保険業界 【ゲスト講師の予定】
15.生命保険の設計/【全体総括】 →生命保険プランニング、講義全体の総括(到達度確認)
16.定期試験
※講義の順番について、学生の理解度や講師の都合により、入れ替える事があります。
※パソコンの利用:毎回使用予定
※【生成AIを利用する授業について記載】生成系AIの利用: この授業においては、生成AIの利用について制限を設けない。

教科書
参考文献
図説 生命保険ビジネス(金融財政事情研究会)
ウェルビーイングを実現するライフデザイン(第一生命経済研究所)

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】オンデマンド教材を事前読み込み(30h)
【復習】講義内容の理解を深めるため、オンデマンド教材の読み直し(30h)

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義を理解できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
小テスト&アンケート30%(毎回)、定期試験70%(8月に実施)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
但し、5回以上欠席した場合の者は単位を与えない。

課題・試験結果の開示方法
小テストは、原則、次回の講義内で解説する。
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に、試験結果を記載する。

履修上の注意・履修要件
・毎回講義に出席して学習するとともに、講義テーマの予習、講義教材の復習を行う事。
実践的教育
生命保険会社や同業界団体で豊富な実務経験を有する教員が、その経験を活かしながら、理論と実践の学習を組み合わせた生命保険実学を講義します。そして社会人の基礎力を養いながら、生命保険の基本プランを説明出来るレベルまで指導・教育します。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。