シラバス情報

授業科目名
研究ゼミナールⅠ
(英語名)
Research Seminar Ⅰ(J)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA3
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
當間 克雄
所属
社会科学研究科(経営専門職専攻)
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標5
オフィスアワー・場所
演習終了後、研究棟Ⅰの4階の425當間研究室
連絡先
ユニバーサルパスポートを通じて連絡を取るか、講義初日に當間の連絡先をお伝えします。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
この演習では、これまでに受講した経営学関連の各種講義や基礎演習や外書演習などにおいて獲得した経営学、特に経営戦略に関する基礎的な知識を用いて、企業の具体的なケースを分析し、3回生で取り組む兵庫県下の中小企業との共同プロジェクトまでの準備をすることを目的としている。
この演習の過程でも、兵庫県下の中小企業やNPO法人と共同・連携することはあるため、その場合には、これまでに学んだ経営学や経営戦略の知識を活用して、分析・提言するというゼミ活動を行いたい。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:企業事例を通じた経営戦略に関する既存知識の活用と分析
キーワード:経営戦略、環境分析、競争戦略
講義内容・授業計画
本演習は、2回生前期までに獲得した経営学、特に経営戦略やマーケティングに関する知識をさらに発展させるために、経営戦略やマーケティングに関する最新の文献を輪読し、既存の知識と新しい知識とを活用して、企業の具体的な事例を分析することを目的としている。そして、その分析結果を、最終的には4回生の際の卒業論文としてまとめるようにしたい。
本演習において、受講生は、例えば、「コンビニ各社は、どのような競争戦略を展開しているのだろうか?」、「なぜドラッグストア業界では、M&Aによる再編が起こっているのだろうか?」、「ユニクロは、なぜ中国や韓国、台湾、米国や英国などへ、海外進出を図っているのだろうか?」など、まず具体的なテーマや課題を選択・設定することが求められる。そして、2回生までに、あるいは、本講義において習得した経営戦略やマーケティング、あるいは経営分析に関する理論的な知識を用いて、上記テーマの分析を進めていく。

この演習への参加を通じて、受講生は、経営戦略やマーケティング、経営分析の理論的な知識だけでなく、企業の経営活動を具体的なデータを用いて分析する能力を修得することができるであろう。
授業計画については、概ね下記のプロセスで進める。詳細については、ゼミの最初の時間に提示したい。
1〜5回 経営戦略やマーケティングに関する文献の輪読と各自の発表
6〜10回 経営戦略やマーケティングに関する新たな文献の輪読と各自の発表 
11〜15回 各自で分析する企業を選択し、学習した経営戦略やマーケティングの理論やフレームワークを活用した選択企業の分析と発表

また、演習での活動の中では、兵庫県下の中小企業やNPO法人、あるいは商店街などの実際の場所や事業所などを調査し、改善提案していく活動も積極的に行っていきたい。

1.レポート、小論文、学位論文等については、学生本人が作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成することはできません。

教科書
・石井淳蔵他著『1からのマーケティング』中央経済社、2020年.
・嶋口充輝他著『1からの戦略論(第2版)』中央経済社、2018年.
・伊丹敬之『経営戦略の論理 第4版』日本経済新聞社,2012年.
・網倉久永、新宅純二郎『経営戦略入門』日本経済新聞社,2011年.
 なお、詳細については、演習の最初の時間に指示するので、テキストはそれを聞いてから購入するように!!
参考文献
特になし
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
演習終了後に、今回の演習の復習ポイントを提示し、演習資料やテキストの対象部分を参照、読むことで復習を促す。
さらに、次回の演習内容も提示し、テキストの対象範囲を読んで、予習を進めることを促す。
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークや学生同士のディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
成績は、①ゼミでの議論への参加やアイデアなどの提案(15%)、②卒論の内容や進捗状況に関する各自の発表(25%)、④卒論の執筆・提出(60%)などを総合的に判断して評価する。
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
詳細はゼミの最初の時間に提示したい。
課題・試験結果の開示方法
演習の際に学生の発表を行い、その内容の良い点や改善点について、その時に直接フィードバックを行う。

履修上の注意・履修要件
①無断欠席は厳禁!! 当たり前のことだが、演習には必ず出席すること!!
②演習では議論を活発に行いたい。したがって、受講生が積極的に議論に参加することを求めたい。沈黙すること、黙ることは禁止!!

実践的教育
この演習では、まずは経営戦略やマーケティングの知識を習得・復習することを目標としており、3回生の際に兵庫県下の中小企業と共同プロジェクトを行うための準備期間と位置付けている。しかし、2回生後期からでも、兵庫県下の中小企業やNPO法人、あるいは商店街との連携を行うこともある。2022年度は、コロナ禍ではあったが、西明石にある中小企業と共同プロジェクトを行い、その中小企業の商店のPRグッズを作成・提供した。
このような点から、この演習は、実践的教育を行う演習と位置付けている。それゆえ、受講生の積極的な参加を望む。
備考
経営学系の講義、例えば、経営戦略入門、戦略経営論、マーケティング論などを受講していることが望ましい。
ゼミ活動を楽しく、有意義なものとしたいので、積極的に参加する学生を求めます。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。