シラバス情報

授業科目名
経営情報システム (社会情報・専門科目)
(英語名)
Management Information Systems (社会情報・専門科目)
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
社会情報科学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCJBS2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
西出 哲人
所属
社会情報科学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
月曜日昼休み・研究室(要予約)
連絡先
nishide@sis.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/1〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
本講義の目的は、社会経済の観点から情報通信システムの意義を学ぶことである。情報通信システムを理解し、企業活動に活かすことは、経営の必須事項となっている。しかし、ネットワークや仮想化の発展により、情報通信システムの可視は困難となった。また、企業活動と情報通信システムの関係は複雑化している。そこで、本講義では、情報通信システムの経済社会的特性を包括的に論究する。
【到達目標】
本講義の到達目標は、経済社会における情報通信システムの特性を挙げて、近年の動向を説明できることである。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:情報通信システムの経済社会的特性を習得する経営情報システム論
キーワード:プラットフォーム、レイヤー、ネットワーク外部性、オンラインプラットフォーマー

講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、歴史的視点からネットワークデータベースシステムの発展を概観し、その経済社会的特性を考察する。
【授業計画】
1. 問題提起(DX)
2. 経営情報システムの起源1(18世紀末の事務機器産業)
3. 経営情報システムの起源2(パンチカードシステムと計算需要)
4. 経営情報システムの起源3(IBM)
5. メインフレーム1(電子計算機の誕生)
6. メインフレーム2(白雪姫と7人の小人)
7. メインフレーム3(企業活動と情報通信システム)
8. メインフレーム4(ミニコンピュータと経営戦略)
9. 技術的レイヤとネットバブル1(PC)
10. 技術的レイヤとネットバブル2(Wintel)
11. 技術的レイヤとネットバブル3(インターネット)
12. 技術的レイヤとネットバブル3(ネットバブル)
13. オンラインプラットフォーム1(ビジネスモデル)
14. オンラインプラットフォーム3(オンラインプラットフォーマーの特性)
15. まとめ(情報通信システムの経済社会的特性)
定期試験

※パソコンの利用:利用する。授業の初回に説明する。

※生成系 AI の利用:生成系 AI の利用については教員の指示に従うこと。レポート,小論文,学位論文等については、学生本人が 作成することを前提としているため、生成系AIのみを用いて作成することはできない。生成系 AI による出力をそのまま提出したこ とが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
講義で利用するスライドの一部を提供する。
参考文献
Bresnahan T. F. & Greenstein S. “Technological Competition and The Structure of The Computer Industry”, The Journal of Industrial Economics 1999、総務省「令和元年版情報通信白書」(ダウンロード可)、経済産業省「DXレポート」(ダウンロード可)、 Lynda M. Applegate “Corporate Information Strategy and Management: Text and Cases”(図書館にあり)、ケビン・メイニー (著), 有賀 裕子 (訳)「貫徹の志 トーマス・ワトソン・シニア- IBMを発明した男」(図書館にあり)、M.キャンベル・ケリー/W.アスプレイ(著)、山本菊男(訳)「コンピュータ200年史」(図書館にあり)、相田 洋 (1995)「電子立国日本の自叙伝 1~7」日本放送出版協会 (Original 1991)、相田 洋,大墻 敦  (1996)「新電子立国」日本放送出版協会、OECD (2019) , “An Introduction to Online Platforms and their Role in the Digital Transformation”, OECD Publishing、三谷宏治(2014)「ビジネスモデル全史」Discover21

その他のものについては、トピックに応じて授業中に紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】教材の読み込みと、授業で取り上げられる箇所の時代背景を確認(15h)
【復習】授業で指示された課題への取り組み(30h)、講義内容の理解を定着させるための教材の読み直し(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
講義中に問われる設問に対して、受講者に発言を求める。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
情報通信システムの経済社会的特性を理解し、歴史上の事例を用いて説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識、論理、類推力、表現力等)の到達度に応じて、S(90点以上)、B(80点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の基準】
講義中に課される課題および議論への参加(30%)、期末テスト(70%)によって評価する。


課題・試験結果の開示方法
課題は、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。


履修上の注意・履修要件
講義中に問われる設問に対して、自らの考えを作り、積極的に発言すること。積極的な雰囲気に支障を与える行為は慎むこと。

実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。