シラバス情報

授業科目名
経済学史研究
(英語名)
History of Economic Thought
科目区分
主専攻科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCEMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
松山 直樹
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標4/目標8/目標10/目標16
オフィスアワー・場所
<オフィスアワー>
月曜の昼休み
<場所>
研究棟Ⅰ A-229
連絡先
naoki.ma@econ.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
<講義目的>
現代経済学を学ぶうえで、多様な経済学方法論の視点から考えることも重要である。
本講義では経済学方法論に対する理解を深めることを目的とし、経済学の理論や思想およびそれを取り巻く課題について論究する。

<到達目標>
本講義の到達目標は、1)経済学方法論に関する基本的な知識を習得すること、2)現代経済学の現状を理解し分析できるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:経済理論の使い方を学ぶ
キーワード:経済学方法論、帰納法、演繹法、弁証法
講義内容・授業計画
<講義内容>
本講義では最初に経済学説の系譜を紹介し、次いで経済学説の方法論とその歴史的展開について概観し、その問題点や解決の方法を講述する。

<授業計画>
1. ガイダンス 本講義の目標や概要を説明する。
2. 経済学史と経済学方法論(その1)
3. アダム・スミス(ニュートンに学ぶ):テキスト第1章
4. リカードウ、マルサスと方法論争(理論の前提を問う):テキスト第2章
5. J.S.ミル(古典的方法の整備):テキスト第3章
6. ケアンズとバジョット(古典的方法の弁護):テキスト第4章
7. 歴史学派(自称の個性的認識):テキスト第10章
8. メンガー(オーストリア学派の創始):テキスト第9章
9. マルクス(本質と現象を分ける):テキスト第14章
10. 宇野弘蔵(理論を実践につなぐ):テキスト第17章
11. ジェボンズ(数理革命を牽引する):テキスト第5章
12. ワルラスとパレート(数理経済学と社会学):テキスト第6章
13. マーシャル(衝撃の吸収):テキスト第7章
14. ケインズ(失業を説明するモデル):テキスト第20章
15. シュンペーター(理論を道具とみる):テキスト第12章
教科書
馬渡尚憲(1990)『経済学のメソドロジー』日本評論社。(学術情報館にあり。)
参考文献
大田一廣・鈴木信雄・高哲男・八木紀一郎編. 2006. 『新版 経済思想史』名古屋大学出版会。(学術情報館にあり)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの該当箇所を事前に読み込む(1h×15回)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためのテキストの読み直し(1.5h×15回)、関連著作の読み込み(1.5h×15回)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
<成績評価の基準>
経済学史や経済学方法論に関する基本的な知識、現代経済学の現状に関する思考力や判断力の到達度に応じてSからCまで成績を与える。

<成績評価の方法>
授業への取組み(報告内容およびレポート)100%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件
・履修にあたっては、幅広く学ぶ姿勢を心がけ、実践すること。
・「講義内容・授業計画」に関して、テキストや関連文献などについて十分な予習・復習をして講義に参加すること。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。