シラバス情報

授業科目名
開発経済学研究
(英語名)
Development Economics
科目区分
主専攻科目・選択
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCEMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
福味 敦
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標1/目標10/目標16
オフィスアワー・場所
講義終了後
連絡先
fukumi@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
貧困・開発問題を経済学的に分析する上で必要な理論、実証的な素養を養うことを目的とする。受講者自身の問題意識のもと、開発経済学のフロンティアをつかむことができるようになること、これが本講義における到達目標となる。
授業のサブタイトル・キーワード
発展途上国の貧困と開発
講義内容・授業計画
開発経済学分野における代表的な研究書・論文の精読を行う。講義の中心となるのは受講者によるプレゼンテーションである。以下のトピックを主にカバーすることを予定しているが、受講者の興味関心に応じてある程度の調整も行う予定である。

1.    イントロ:発展途上国のダイナミズム
2.    貧困とは何か
3.    貧困の計測
4.    国際開発論の全体像
5.    工業化(1) 貿易政策
6.    工業化(2) 直接投資 
7.    工業化(3) 市場と政府
8.    グローバリゼーションと貧困(1)途上国
9.    グローバリゼーションと貧困(2)先進国
10.    農村開発(1)農地改革
11.    農村開発(2)緑の革命
12.    農村開発(3)マイクロファイナンスの理論
13.    社会開発(1)スラムとインフォーマルセクター
14.    社会開発(2)教育・保健
15.  まとめ



教科書
適宜指示する
参考文献
絵所秀紀「開発の政治経済学」日本評論社1997年
黒崎卓・山形辰史「開発経済学 貧困削減へのアプローチ」日本評論社2003年
W・イースタリー著(小浜裕久他訳)「傲慢な援助」東洋経済新報社2009年
A・バナジー&E・デュフロー著(山形浩生訳)「貧乏人の経済学」みすず書房2012年


事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】参考⽂献を探し、報告の準備をする(1⽇当たり1時間=15週で約100時間)
【復習】講義中のディスカッションを受けて資料の改定を⾏う(10時間)/関連するデータを探す(10時間)
アクティブ・ラーニングの内容
少人数でのディスカッションを毎回行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
到達目標の達成度に応じて評価する。 
【成績評価の方法】
プレゼンテーション(80%)・毎回の取り組み(20%)で評価する。
課題・試験結果の開示方法
受講者のプレゼンテーションに対して、講義中に適宜フィードバックする。
履修上の注意・履修要件
学部レベルのミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学を履修済みであること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。