シラバス情報

授業科目名
財務会計
(英語名)
Financial Accounting
科目区分
基本科目
対象学生
社会科学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
KCAMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
土田 俊也
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
日時:金曜日・昼休み
場所:研究室(研究棟Ⅰ A417)
連絡先
t-tutida@acs.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1〇/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】財務会計の基礎的な理論や概念について、理解を深めること。
【到達目標】財務会計の目的や制度の概要、収益・費用の認識基準、資産の評価基準などの基礎理論を理解し、その内容を現行の日本の会計基準と関係づけることができる、また具体的な会計処理に適用できること。

授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:財務諸表論(基礎)
キーワード:制度会計、一般原則、資産評価、収益認識、純資産
講義内容・授業計画
【講義内容】
まず、財務会計の意義や制度の枠組み、基礎概念について理解を深める。次に、個別の論点について現行の会計制度に基づき解説する。ただし、教科書の内容の説明にとどまらず、異なる見解にふれたり、教科書にはない補足的な説明を加えたりしながら、授業を進めていきたい。また、会計基準にふれる場合には『会計監査六法』を参照し、重要な点を明確にしながら説明をしていきたい。

【授業計画】
1.財務会計の機能と制度−会計の意義、財務会計の機能−
2.企業会計への法規制、損益計算のアプローチ
3.会計理論と会計基準(1)−会計基準の設定と問題点、演繹的アプローチの展開−
4.会計理論と会計基準(2)−企業会計原則の一般原則−
5.利益計算と資産評価の基本原則(1)−発生主義会計の基本原則−
6.利益計算と資産評価の基本原則(2)−資産評価の基準−
7.現金預金と有価証券−資金運用活動の資産と収益−
8.売上高と売上債権−一時点での収益認識、一定期間にわたる収益認識−
9.中間試験とその解説
10.棚卸資産と売上原価−棚卸資産の取得原価、原価配分、期末評価−
11.有形固定資産と減価償却−有形固定資産の取得原価、減価償却−
12.無形固定資産と繰延資産
13.負債(1)−負債の範囲と区分、引当金−
14.負債(2)−固定負債(社債を中心に)−
15.株主資本と純資産−純資産の構成、払込資本、稼得資本−
定期試験

教科書
桜井久勝『財務会計講義(第24版)』中央経済社。
日本公認会計士協会編『会計監査六法(2023年版)』日本公認会計士協会出版局。
(改訂版が出版された場合には、最新版を使用する。)
参考文献
『新版 会計法規集(第13版)』中央経済社。


事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】上記のテキストおよびレジュメ(ユニバーサルパスポートに掲示する)の該当部分を事前に読むとともに、これまでに簿記で学習した内容を見直したり、問題を解いたりする(計30h)。
【復習】テキストおよびレジュメを読み直し、設例の解答を確認するとともに、毎回出す課題に解答する(計30h)。


アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】出席を前提に、中間試験(25%)、定期試験(75%)で評価する。


課題・試験結果の開示方法
課題の解説は、次回の授業で行う。中間試験および定期試験の解答の提示および解説は、学生の求めに応じて適宜行う。また、試験後に出題の意図を公表する。
履修上の注意・履修要件
学部レベルの簿記や財務会計の知識を習得していることを前提とする。よって、テキストでも基礎的な部分については省略するところがある。

実践的教育
該当しない。
    

備考
会計基準の改訂があった場合には、補足資料等を配布して説明する。


英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。