シラバス情報

授業科目名
会計基準Ⅰ
(英語名)
Accounting Standards I
科目区分
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCAMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
山添 清昭
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
授業終了後、教室にて
連絡先
yamazoe@acs.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
本講義では、金融商品会計、リース会計及び退職給付会計に関する基礎的な知識と考え方を習得することを目標とする。そのために、それぞれの会計基準が設定された経緯や会計基準に関する重要な論点、具体的な会計処理や表示方法について学習する。また、実務上のポイントや実際の開示例を参照することにより、実務においてこれらの会計基準を適用する際の留意点も体感する。
【到達目標】
本講義の到達目標は以下のとおりである。
1.金融商品会計、リース会計、退職給付会計に関する会計基準の内容を正しく理解し、会計処理ができるようになること。
2.上記の会計基準の基礎にある専門的かつ論理的思考や会計計算の背景にある考え方を正しく理解し、実務における対応ができるようになること。

授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:
キーワード;金融商品会計、リース会計、退職給付会計
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、金融商品会計、リース会計、退職給付会計に関する会計基準の解説と実務上の論点及び開示例の紹介を行う。また各基準についての理解度を確かめるための小テストを実施する。

【授業計画】
1.講義の目標や金融商品会計、リース会計および退職給付会計の全体像の説明
2.金融商品会計(1)会計基準導入の背景、金融資産及び負債の範囲等
3.金融商品会計(2)金融資産及び負債の評価、貸倒見積高の算定
4.金融商品会計(3)ヘッジ会計、複合金融商品
5.金融商品会計(4)実務上のポイント、開示例
6.金融商品会計(5)講義の振返り
7.リース会計(1)会計基準導入の背景、リース取引の分類等
8.リース会計(2)リース取引ごとの会計処理
9.リース会計(3)実務上のポイント、開示例
10.リース会計(4)講義の振返り
11.退職給付会計(1)会計基準導入の背景、用語の定義等
12.退職給付会計(2)確定給付制度の会計処理及び開示
13.退職給付会計(3)確定拠出制度の会計処理及び開示
14.退職給付会計(4)実務上のポイント、開示例
15.退職給付会計(5)講義の振返り
定期試験
教科書
その都度資料を配布する。
参考文献
・佐藤信彦・河﨑照行・齋藤真哉・柴健次・高須教夫・松本敏史編『スタンダードテキスト 財務会計論Ⅱ応用論点編』(中央経済社)
・企業会計基準委員会による会計基準及び同適用指針並びに日本公認会計士協会による実務指針等
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】上記のテキスト(ユニバーサルパスポートに掲示する)の該当部分を事前に読むとともに、前期の「簿記Ⅰ」や「財務会計」における関連箇所を見直したり、設問を解いたりする(計30h)。
【復習】テキストおよびレジュメを読み直し、設例の解答を確認するとともに、毎回出す課題に解答する(計30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
 金融商品会計、リース会計及び退職給付会計に関する基礎的な知識と考え方を習得できた者に単位を授与する。
【成績評価の方法】
 小テスト(20%)、定期試験(80%)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
課題の解説は、次回の授業で行う。

履修上の注意・履修要件
該当箇所の会計基準等を事前に読み込んでくること。十分な予習・復習が必要となる。

実践的教育
該当しない。
備考
公認会計士のこれまでの実務経験をもとに教育を行う。
会計基準の改訂があった場合には、補足資料等を別途配布し説明する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。