シラバス情報

授業科目名
財務マネジメント
(英語名)
Financial Management
科目区分
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCAMS6MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
安田 義郎
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】いわゆるミクロのファイナンス領域として、企業の財務における理論的側面とその実践的意義とその役割および最も近隣している科目である「会計学」との関りも含めて、この狭義・ファイナンスでのマネジメント問題の所在およびその解決策のあり方をしっかりと身に着けることである。

【到達目標】本講義の終了時点で、受講生から「プレゼンテーション」をしてもらうことにしていますが、かかる「プレゼン」にて、本講義で学んできたファイナンスのマネジメントのあり方を、いわゆる「ファイナンス系ビジネスコンサルタント」の目線で、各自で取り上げた企業の「財務マネジメント」課題の解決策について発表できるようになることです。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:
キーワード:企業価値の最大化、M&A投資マネジメント、成長・再生戦略型M&A、エンベデット・ファイナンス
講義内容・授業計画
【講義内容】講義担当者が作成したパワーポイント資料を基にして、それぞれの講義テーマに即して、そのポイントおよび重要な点について解説していく。とりわけ、これまでにファイナンス関連について学んだことのない受講生に、ここでは、まず財務としてのファイナンスの学び方を理解してもらうところから始めていくので、財務ファイナンスの初学者でもその理解を深めていけるものと考えている。

【授業計画】 (事情によって変更する場合には、受講生に事前に「口頭」にて伝えます。)

1. 財務マネジメント(ビジネス・ファイナンス)の全体像を見て、経営と財務の役割を学ぶ。
2. 財務マネジメントに必要な会計思考を理解する。
3. 会計を財務マネジメントに活かすための会社のキャラクター(会社の個性)分析を学ぶ。
4. 企業活動における『企業価値評価』の意義を理解する。
5. 4.に関連して『企業価値評価」を理解するための基本知識を学ぶ。
6. 4.の実践法として、「マーケット・アプローチ」によるその評価のあり方を考える。
7. 4.の実践法として、「インカム・アプローチ」による評価のあり方を考える。
8. 4.の実践法として、「コスト・アプローチ」による評価のあり方を考える。
9. 4.の応用として、M&A投資戦略に『企業価値評価法』と経営者の「M&A投資マインド」を理解する。
10. 9.の実践として、「成長戦略型M&A」の功罪の実情を考える。
11. 9.の実践として、「事業継承・再生型M&A」の功罪の実情を考える。
12. 9.の実践として、「MBO(LBO)」の功罪の実情を考える。
13. 日本企業に相応しい「M&A財務マネジメント」のあり方を考える。
14. 最近注目されている「エンベデッド・ファイナンス」の功罪の実情を考える。
15. 履修生によるプレゼンテーション(各自のテーマによるプレゼン)
定期試験
教科書
ユニバーサルパスポートに公開している「講義資料・講義参考資料」をテキストとして代替します。


参考文献
『ファイナンス思考』(ダイヤモンド社)、『企業価値評価のすべて』(日本実業出版社)、『M&A世界最終戦争』(幻冬舎新書)、『エンベデッド・ファイナンスの衝撃』(東洋経済新報社)など。その他の参考文献についても、講義中に適宜指示する。


事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義に関してユニバーサルパスポートに公開した講義資料・講義参考資料を事前に読み込み(30h)、各自のノート(事前課題の作成)づくりの準備(3h〜5h)をしておいて下さい。
【復習】毎回の講義終了後に、用紙を配布します。当該講義における「今日の気付き」をその用紙に作成して(〜1h)、次回の講義開始時に講義担当者に手渡すようにして下さい。この「気付き」を小レポートとして、成績評価対象に加えることにします。なお、講義内容の理解を深め、その内容をしっかりと定着させるために、講義資料などを読み直し(30h〜40h)、自主的に「レポート課題」をまとめて提出した場合には、当該レポートも成績評価に加算します。なお、特別な事由(体調不良(コロナ陽性感染など)、忌引き等)で本講義を欠席した際には、その欠席した講義日の講義資料を読んで、「今日の気付き」(欠席した事由も一緒に明記しながら)も作成し、次に出席した講義開始時に、講義担当者に欠席事由の旨を伝えて、その「小レポート」として手渡して下さい。
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを取り入れ、学生同士のディスカッションを行うことにしています。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目標・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 講義への積極的な意欲を前提に、「小レポート」、「グループワーク・プレゼンテーション(課題提出レポートを含む)」と「自主的レポート提出」および「定期試験」のすべてを総合的に評価します。具体的な評価の割合としては、「小レポート」(20%)、「グループワーク・プレゼン等」(20%)、「自主的レポート」(10%)、「定期試験」(50%)という割合です。
課題・試験結果の開示方法
課題(又は小テスト)についての解説は次回の授業で行い、定期試験は学生の求めに応じて適宜行う。

履修上の注意・履修要件
無断欠席は厳禁とします。会社等の事情でやむなく欠席をする際には、必ず事前にその旨通達すること。なお、就職活動における欠席についても特別な扱いはしないので、必ず事前に通達すること。講義への積極的参加として看做されるのは、講義で配布した資料およびユニバーサルパスポートに公開している講義資料等に対する「自主的なレポート」の作成や「プレゼンでの報告」とそれに関する十分な資料集めをしておくことです。

実践的教育
該当しない。


備考



英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。