シラバス情報

授業科目名
品質経営
(英語名)
Quality Management
科目区分
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCMMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
貝瀬 徹
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
土曜 9:00〜19:30 ・A230
連絡先
kaise@mba.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/3◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
品質経営に関する基本的な考え方を理解し、各種のフレームワークおよびツールを用いて実践に応用できる能力を養う。具体的には、対象とする品質に関しては製造物だけでなく、広くサービスも含み、デザインへのつくり込みを目途とするが、ここでは経営組織における品質創造のマネジメントを基盤とした方法論全般について扱う。また、品質マネジメントの歴史的背景、およびイノベーションや組織学習、顧客満足と従業員満足など、経営学の他の理論等との関わりも含めて理解を深める。
なお、方法論としては、システム思考およびデザイン思考を前提とし、問題解決およびPDCAサイクルの実践を基盤とするが、データおよび知識構造の利用も同時に扱う。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
Ⅰ講義内容
 品質経営の方法論に関して理論と事例の理解を丁寧に積み上げ、演習形式により確実に身につくようにする。

Ⅱ授業計画

 1.品質の概要
 2.品質の基本的な考え方とフレームワーク
 3.組織における品質問題の取組み
 4.品質の歴史的背景とアメリカにおける日本企業研究
 5.品質のつくり込みの概念とデザイン・プロセス
 6.顧客満足と従業員満足
 7.トップのリーダーシップ、および戦略と方針管理
 8.原価企画と品質マネジメント
 9.品質評価とコスト評価
10.ボトムアップと現場力
11.組織における知識構造化と学習
12.データと問題解決(統計的品質管理)、およびPDCAサイクル
13.品質機能展開、機能実現と機能喪失
14.市場での不具合とリスク・ヘッジ
15.品質創造とイノベーション、サプライ・チェーン、およびAI
16.評価(到達度の確認)
教科書
古谷健夫監修、中部品質管理協会編集、「質創造マネジメント」、日科技連出版社
参考文献
James R. Evans and William M. Lindsay, "Managing for Quality and Performance Excellence ", South-Western Pub;Ninth Edition
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
アクティブ・ラーニングの内容
ディスカッションを通じたグループワーキングにより実践能力を会得する。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準は、社会科学研究科規程に従う。
品質経営の基本を理解し、基本的なフレームワークおよびツールを使いこなすことのできる者に単位を授与する。この場合、シラバスに記載されている各項目に関する基本理解の到達度および応用能力に合わせSからCまでの成績を与える。なお、成績評価の方法は、平常点20%、レポート30%、定期試験50%を含め総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
ユニバーサルパスポートを用いて対処する。
履修上の注意・履修要件
品質経営の理解を深めるため、関連する英文の記事等を読む。また、授業の一部を英語でも行う。なお、授業および授業内演習、さらにレポート課題等は積上げによる学習を必要とするため、予習および復習を十分行うこと。

授業は原則として対面方式で実施する。ただし、COVID-19の感染状況を鑑みて専攻長ないしはコース長の判断により遠隔方式に切り替える可能性があることから、映像や音声を安定して送受信可能なインターネット環境およびPC・周辺機器を準備しておくこと。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。