シラバス情報

授業科目名
医療・介護制度
(英語名)
System in Health and Social care
科目区分
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCMMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
筒井 孝子、小山 秀夫、三浦 公嗣、木下 隆志
所属
社会科学研究科

授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
適宜、教員研究室にて(要予約)
連絡先
ユニバーサルパスポートのプロファイルにより問い合わせること


対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】国民医療費約40兆円のうち病院関連費用は、51%程度と考えられ、介護保険制度による介護費用は当初の4兆円から、10兆円を超える規模となってきた。このような医療・介護における経済規模の拡大の実態と仕組みを理解すること。
【到達目標】これらの領域におけるヒト、モノ、カネの制度体系を正確に知識として理解できること。
授業のサブタイトル・キーワード
医療保険制度、介護保険制度、地域包括ケアシステム
講義内容・授業計画
【講義内容】
医療や介護に関わるサービスの提供は国の経済システムに組み込まれており、経済から自由に医療や介護提供システムは機能することはできない。医療や介護に要する費用は国の社会保障制度を通じて、その9割弱を租税と保険料で賄っており、国民生活に与える影響は大きい。本講義では、わかりやすく医療や介護制度体系について解説するが、これに外国人労働者の受け入れといった国際的な視点を踏まえた今日的課題を理解し、医療や介護マネジメントを専らとする職種に必須とされる制度に関わる知識を学ぶ。

【授業計画】
1.医療・介護におけるヒト、モノ、カネ
2.医療・病院と介護施設における経済との関係
3.国民医療費・介護の規模-国際比較 外国人介護技能実習制度
4.医療・介護保険制度と医療・介護財政
5.診療報酬制度と医療費
6.医療・介護労働者、外国人労働者への対応、外国人介護技能実習制度
7.医業経営の公私格差
8.自治体経営と公立病院制度
9.介護保険制度の構造問題
10.医療制度の構造問題
11.地域包括ケアシステムの課題
12.医療・介護経営と地域包括ケアシステム(1)
13.医療・介護経営と地域包括ケアシステム(2)
14.総合的ディスカッションと課題設定
15.医療・介護制度改革のゆくえ
16.評価(到達度の確認)

*パソコンの使用:毎回使用予定
*生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後に学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良い。しかし、生成系AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。
教科書
Francesca,Colombo,et al. OECD Health Policy Studies.   Help Wanted?Providing and Paying for Long-Term Care: Providing and Paying for Long-Term Care. Vol.2011.
テキストの他に毎回、テーマについて資料を配布する。
参考文献
Glasby, Jon, and Helen Dickinson.  Partnership working in health and social care: waht is integrated care and how can we deliver it?.  Policy Press,2014. の他、授業毎に参考文献については示すこととする。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】 授業内で適宜配布するレジュメを事前に読み込む(30h)
【復習】レジュメ該当部分を読み直し、設例を確認する(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを取り入れる  学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】講義目的・講義目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】小テスト・中間レポート40%、ディスカッション30%、期末レポート30%
*生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後に学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良い。しかし、生成系AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。
課題・試験結果の開示方法
レポートは原則として次の授業で解説する
定期試験は学生の求めに応じて適宜行う
履修上の注意・履修要件
学生は自ら、積極的に参加し、自学自修を重ねること。
授業は原則として対面方式で実施する。場合により遠隔方式で実施する。受講に際しては、映像や音声を安定して送受信可能なインターネット環境およびPC・周辺機器を準備しておくこと。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員らの研究領域は医療経営や病院管理であり、本講義は、担当教員の専門分野である医療及び介護マネジメントの基礎理論やその関連領域を、大学院発展科目の科目として開講するものである。
 
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。