シラバス情報

授業科目名
総合ゼミ
(英語名)
Synthetic Seminar
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
対象学生
看護学部
学年
4年
ナンバリングコード
ANNBN4MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
柴田 真志
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
授業終了後・研究室
連絡先
masashi_shibata@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/3◎/8〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎/4-2◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
運動不足は、多くの慢性疾患のリスクファクターであると同時に「からだ」のアライメント(姿勢)自体を崩していきます。言い換えると「美しく強いからだ」を手に入れることは、慢性疾患のリスクを低減し、人生を健やかに生きることにつながります。本総合ゼミでは、各種エクササイズを機能解剖学的に理解し、生体にどのような適応が生じるのか、測定・評価を通じて明らかにしていきます。また、実際に得られたデータの統計処理やグラフを用いたプレゼンテーションの方法を学び、学術的に活用できることを目指します。
到達目標は、他者の姿勢および動作を機能的に正しく評価できること、身体能力評価を行って改善点を見いだせること、データを統計学的に扱えること、問題点の発見とその解決法をプレゼンテーションできること、です。以上から、学術的根拠を持って「からだ」を評価し、具体的な介入を考えることができるようになる,ことが目標です。
授業のサブタイトル・キーワード
自らの身体のデータ収集と汎用表計算ソフトウエアを用いた統計分析による身体の科学論
キーワード:アライメント,トレーニング,統計解析
講義内容・授業計画
第 1・2 講
基礎データ収集:呼吸循環器系指標(最大酸素摂取量、安静時心拍数)、筋系指標(筋力、筋持久力)、アライメントや可動域の測定評価を行います。また、保健指導に活用できる活動量計を用いた日常生活に関する評価も実施します。

第 3・4講
統計分析:2つのグループ間の比較から身体の問題点を見出す
機能解剖学的パートナーストレッチングで姿勢の改善を図る

第5・6講
統計分析:2変数の関連分析の実際
機能解剖学的に身体の動きを評価する:Functional Movement Screen

第7・8講
統計分析:比率の検定の実際
超短時間高強度インターバルトレーニングの実際

第9・10講
統計分析:3つのグループ間の比較の実際
目的別レジスタンス運動の実際

第11・12・13講
英語論文の読み方や文献批判能力を養います。
運動介入効果についてデータの収集・解析を行い、研究発表に活用できるプレゼンテーション技術について学びます。

第14・15講
プレゼンテーションを行い、研究発表に関する知識を学びます。

「美しく強いからだ」を手に入れるために、本授業時間以外にホームワークとして、からだへの働きかけを自ら考え、エクササイズ・トレーニングを実践します。様々なエクササイズを実践する際、どの筋群にどのように働きかけることが効果的であるのかについて、常に機能解剖学的理解を深めていきましょう。間違ったトレーニングは障害を引き起こしかねないので、正しい理解のもと実践しましょう。
教科書
健康づくりのための運動の科学(2年次「体力科学論」で使用したもの)
参考文献
「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」「スポーツ科学の基礎知識」(明石学術情報館にあり)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習として,授業内で測定したデータのまとめやプレゼンテーション課題の作成(10h).復習として,授業内で学んだエクササイズの習得の確認および統計分析方法の確認(10h).
アクティブ・ラーニングの内容
グループデスカッションおよびグループワークを行います.
成績評価の基準・方法

講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じて,S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価の上,単位を付与します。

授業内課題(80%)およびプレゼンテーション(20%)の成績により評価します。
課題・試験結果の開示方法
課題について,授業内でフィードバックします.
履修上の注意・履修要件
データ収集・統計解析など積極的な授業参加を望みます。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。