シラバス情報

授業科目名
疾病論(女性医学)
(英語名)
Clinical Medicine(Obstetrics and Gynecology)
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
対象学生
看護学部
学年
3年
ナンバリングコード
ANNBN3MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
山崎 峰夫
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
講義終了後:講義室
連絡先
mineo-yamasaki@palmore.or.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】女性生殖機能を担当する諸器官の機能異常や器質的疾患、生殖現象の障害、すなわち妊娠・分娩・産褥各過程の異常や不妊、性成熟期前後にみられる女性特有の疾患、の患者に適切な看護を提供できるために必要な基礎知識を得ることを目的とし、それぞれの発生機構、診断・治療を講義する。
【到達目標】
1)産科学・婦人科学で扱う疾患や病態に関する基礎知識を説明できる
2)産婦人科診療を受ける患者の療養上必要な情報や支援について説明できる
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル: 産婦人科領域の疾患や病態
キーワード: 産科学、婦人科学
講義内容・授業計画
【講義内容】
次の各疾患・病態の診療を受ける女性の看護に必要な事項をパワーポイントを用いて解説する:無月経、月経異常、不妊、女性生殖器の代表的な炎症性疾患、性感染症、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮頚癌、子宮体癌、多嚢胞性卵巣(PCO)、卵巣腫瘍(良性、悪性)、更年期障害、中高年女性に特有な疾患、妊娠・分娩・産褥各期に生じる代表的疾患、母児に影響を及ぼし得る合併症妊娠
【授業計画】
第1回 無月経、排卵障害、月経の異常、不妊症
第2回 流産、子宮外妊娠、産科診断学、胎児機能不全
第3回 多胎、切迫早産、妊娠高血圧症候群、前置胎盤、常位胎盤早期剥離
第4回 分娩の異常・難産、合併症妊娠、母子感染
第5回 産科手術、産科出血、産褥期の異常
第6回 子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮頚癌、子宮体癌
第7回 子宮内膜症、 PCO、卵巣腫瘍、絨毛性疾患
第8回 附属器の炎症、性感染症、更年期障害、子宮奇形、性分化異常

【生成AIの利用】
この授業においては、単位取得の合否は定期試験の点数のみにより評価するため、学生にレポート提出を求めることはない。したがって、生成AI の利用について制限を設けない。


教科書
1)病気がみえるvol. 9婦人科・乳腺外科 第4版、MEDIC MEDIA社、平成30年10月発行[ISBN]978-4-89632-712-0、 2)病気がみえるvol. 10 産科 第4版、MEDIC MEDIA社、平成30年10月発行[ISBN]978-4-89632-713-7
参考文献
標準産科婦人科学第4版岡井崇、綾部琢哉編集、医学書院、2011年05月発行ISBN:978-4-260-01127-3
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】予習は特に求めません
【復習】講義をした項目についてテキストの該当部分を精読してください:十分な理解のためには講義時間の2倍の時間を要すると考えます
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
定期試験の結果(問題数の正答率を点数とする)に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する
【成績評価の方法】
基本的には定期試験のみで評価する
課題・試験結果の開示方法
全体として正答率が低い項目があれば母性看護担当教員を通じて学生全員に伝える。
履修上の注意・履修要件
定期試験は授業で扱った項目全ての範囲から出題する。したがって、不得意あるいは学習不十分な項目があれば高得点は望めないため、講義内容を広くまんべんなく学習していただきたい。
実践的教育
授業担当者は40年以上の産婦人科領域の診療経験を有している専門医であり、テキストに記載されている基礎的知識がどのように診療の現場で得ることのできる情報と関連しているかとの観点から講義を進めていく。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。