シラバス情報

授業科目名
看護学概論
(英語名)
Concepts and Perspectives in Nursing
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
1年
ナンバリングコード
ANNBN1MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
小野 博史、中西 永子
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標16
オフィスアワー・場所
授業後60分・教員研究室
連絡先
hiroshi_ono@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 看護学を学ぶ第一歩として、社会の変遷とともに看護が果たしてきた役割と今後の発展について考える。講義では、看護職の専門性を築き役割を拡大してきた先人達の活躍を学ぶとともに支援者としての態度を身につけ、人々が健やかに生きることを支える看護学の可能性について考える。

【到達目標】
 1.これまで看護が果たしてきた役割について説明することができる。
 2.看護の対象を理解し、人々の生活と健康について説明することができる。
 3.支援者としての態度を学び、他者に接近するための方法に取り組むことができる。
 4.様々な場で看護を提供するしくみについて説明することができる。
 5.看護に求められる倫理的な態度について学び、自らが実践するために求められることについて考えを述べることができる。
 6.社会が直面する課題解決へ向けて、新たな看護サービスの可能性について考えを述べることができる。
 7.看護学を基盤として実践方法を発展させ、新たな知を生み出すことの重要性について説明することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
健康、地域包括ケアシステム、倫理、看護理論
講義内容・授業計画
【講義内容】
 看護の役割、対象理解、看護サービス、看護倫理、看護学の創造の5つを大きな柱として、看護専門職としての観点や態度を学習する。

【授業計画】
I.看護の役割を考える 
 第1回 オリエンテーション、看護学の学び方 
 第2回 看護職の活躍、看護とは(テキスト第1章)
 第3回 看護の歴史(テキスト第2章)

II.看護の対象を知る  
 第4回 健康とは(テキスト第3章)
 第5回 発達段階と健康問題/生活と健康(テキスト第3章)
 第6回 当時者を主人公にする技術(テキスト第5章)
 第7回 対話を通した対象理解

Ⅲ.看護を提供する仕組み 
 第8回 地域の中で健康を支える(テキスト第4、10章)
 第9回 地域包括ケアシステム(地域共生社会)(テキスト第4章)
 第10回 看護サービス提供システム(テキスト第7、8、9章)

IV.豊かに生きるための倫理 
 第11回 倫理とその課題(テキスト第6章)
 第12回 臨床の場での倫理的ジレンマと取り組み(テキスト第6章)

V.看護学の創造にむけて 
 第13回 あらたな知の導入と看護サービスの可能性
 第14回 看護学と看護理論(テキスト第5章)
 第15回 看護学と看護理論(テキスト第5章)、まとめ

・学生本人の考えを重視するため、この授業における生成系AIの使用は認めない
教科書
新体系 看護学全書 専門分野Ⅰ基礎看護学 看護学概論(メヂカルフレンド社)
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストや教材の事前読み込み(15h)
【復習】講義コメント、課題作成(15h)、講義内容の理解を深め定着させるためのテキストや教材の読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
この授業では、講義を聞いたあとにグループワークの時間を設け、その内容を全体発表する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 看護が対象とする人への支援者としての態度を身につける礎とするために、知識習得の他に、思考、判断、表現する能力についても評価し、その到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)までの成績をつけて単位を与える。

【成績評価の方法】
 課題レポート(30%)、授業の参加度(15%)、小テスト(15%)、期末試験(40%)の配分で、総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポート提出後に行われる講義のグループワークでテーマの学習内容を深める。
定期試験については、全体のフィードバックは行わず、希望者に対して個別対応を行う。
履修上の注意・履修要件
・授業中に指示した課題やテキストの該当箇所について、十分な予習・復習をして抗議に出席すること

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。