シラバス情報

授業科目名
代謝機能学
(英語名)
Physiology/Metabolism
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
1年
ナンバリングコード
ANNBN1MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
濵上 亜希子
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
木曜日12:00〜13:00・看護学部6F濵上研究室
連絡先
akiko_hamaue@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/2〇/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
<目的>
 看護学を学ぶ上で,人々の健康を身体的側面から捉えることは重要である。本講義では生化学的基礎知識を修得し,生命の根幹である「代謝」についての理解を深めるとともに,分子生物学的基礎知識を看護実践に活かすことを目的とする。

<到達目標>
(1)細胞の構造と機能および生命維持に必要な栄養素の構造と機能について説明できる。
(2)栄養素からエネルギーや生体成分を作り出す代謝回転と,代謝機能が破綻した際に生じる変化について説明できる。
(3)摂食時・非摂食時における糖質・脂質・タンパク質代謝の流れを,臓器間連携の視点で説明できる。

授業のサブタイトル・キーワード
<サブタイトル>
生化学的知識を臨床看護に活かす

<キーワード>
代謝,ホルモン,ビタミン,細胞,糖質代謝,脂質代謝,アミノ酸代謝,タンパク質,酵素,エネルギー,恒常性,生化学
講義内容・授業計画
<講義期間>
9〜12月に予定 ※講義日程が変則的なため,時間割をよく確認すること。

<講義時間>
1単位:45時間

<実施形態>
本講義は対面講義の形をとり,生化学の基本的知識,後続科目である臨床栄養学の基盤となる主要な生体成分の代謝ついて概観した後,代謝機能が破綻した際に起こりうる障害やその看護について講述し,討議を組み込みながら展開する。

1.代謝総論,ホルモンの種類と機能,ビタミンの種類と機能
2.細胞の構造と機能
3.糖質の構造と機能・代謝
4.脂質の構造と機能・代謝
5.アミノ酸 タンパク質の構造と機能
6.アミノ酸 タンパク質の代謝
7.酵素の役割と機能
8.エネルギー代謝の統合と制御

※この授業においては生成AIの理由を予定していないが,事前・事後学習に当たり,補助的に生成系AIを使用してもよい。

教科書
1)宮澤 恵二 編集:ナーシング・グラフィカ 人体の構造と機能② 臨床生化学 第7版,(株)メディカ出版.(生協等で購入する)
2)授業時資料を配布
参考文献
人体の構造と機能[2]生化学 第14版(医学書院)
イラストレイテッド生化学 原書8版 (丸善出版)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習として,各回の該当箇所の予習を課す。(10h)
事後学習として,各回の振り返りと試験にむけた知識の整理を行う(10h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
<成績評価の基準>
 筆記試験により到達目標に挙げた知識の修得状況を確認し,S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上),D(60点未満)の成績を与える。

<成績評価の方法>
 以下の点数配分に基づき,C以上の学生(60%以上)に単位を付与する。
・筆記試験:100%

<その他>
 試験の受験資格は3分の2以上の出席を必要とする。
課題・試験結果の開示方法
学生は,大学のスケジュールに準拠した成績開示の際に成績結果を知ることとなるが,結果の詳細や,解説を希望する学生に対しては,依頼があった際に個別面談にて対応する。
履修上の注意・履修要件
「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所についての十分な予習・復習を課す。

実践的教育
本科目は,看護師として臨床経験のある教員が,代謝学の知識と看護実践との結びつきを踏まえながら講義を展開することから実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。