シラバス情報

授業科目名
治療看護論Ⅱ
(英語名)
Therapeutic Nursing II
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
2年
ナンバリングコード
ANNBN2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
川崎 優子、西岡 英菜
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
後期:毎週月曜日12:30〜13:00
連絡先
yuko_kawasaki@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/8◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
人々の健康問題の中で「症状」に焦点をあて、症状緩和を図るために必要な基本的な知識や技術を学ぶ。
【到達目標】
1.症状マネジメントの理論的枠組みを説明することができる
2.症状のメカニズム・体験・方略をアセスメントすることができる
3.何らかの症状を有する人のセルフケア能力を判断することができる
4.症状マネジメントにおける看護師の役割について、具体的に説明することができる
5.代表的な症状を5つ取り上げ、症状緩和方法を具体的に説明することができる

授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:症状マネジメント、がん看護
講義内容・授業計画
【講義内容】
症状のメカニズムおよび症状を抱える患者の体験を捉えて、症状緩和を図るための知識と技術について、講義・演習を通して具体的事例を通して検証を加えながら解説する。また、がん医療において課題となっている現象を取り上げ、看護の役割について解説する。
【授業計画】
  1. コースオリエンテーション、症状マネジメントの看護モデル
  2. 消化・吸収障害のある人の症状マネジメント①便秘、下痢
  3. 呼吸障害のある人の症状マネジメント
  4. 排泄障害のある人の症状マネジメント:尿失禁
  5. 痛みのある人の症状マネジメント
  6. 内部環境調整機能障害のある人の症状マネジメント:浮腫
  7. 消化・吸収障害のある人の症状マネジメント②嘔気・嘔吐
  8. 症状の体験理解
  9. 看護としての症状緩和技術 
  10. がん治療に伴う身体機能低下に対する看護介入
  11. がん放射線治療を受ける患者の症状マネジメント
  12. がん患者の意思決定支援
  13. がんゲノム医療における看護師の役割開発、遺伝性腫瘍患者の療養支援
  14. 症状マネジメントの事例分析
  15. 事例分析の共有
定期試験

※生成系AIの利用:
 生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。生成系AI による出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AI による出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
講義の中で提示する
参考文献
授業ごとに、最新の参考文献や推薦図書を紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する資料を事前読み込み(15h)、プレゼンテーションの準備(3h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・資料を読み直し(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
5〜6人程度のグループに分け、グループ単位で症状マネジメントに関する事例分析を行い、レポート作成およびプレゼンを予定。

成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
到達目標に挙げた知識修得の状況を評価するため,筆記試験の成績によりSからDまでの成績を与える。
【成績評価の方法】
レポート・小テスト60%、定期試験40%を基準として、受講態度を含めて総合的に評価する。試験の総得点の60%以上取得を合格基準とする。
課題・試験結果の開示方法
小テストは、原則次の講義内で解説する。
レポートは、ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。
定期試験は、全体的な講評や模範解答をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。

履修上の注意・履修要件
授業中に提示した課題や資料をもとに、十分な予習・復習をして講義に出席すること。進行の状況によりスケジュール変更の可能性がある。



実践的教育
がん患者の症状マネジメントの実務経験のある教員[川崎]が、具体的事例を議論を交えた講義を行うことより、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。