シラバス情報

授業科目名
感染免疫学
(英語名)
Nursing Immunology and Microbiology
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
2年
ナンバリングコード
ANNBN2MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
浅田 裕美、築田 誠
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
月曜昼休み・6階研究室
連絡先
makoto_tsukuda@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/7〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
感染症は医療においてだけでなく,社会生活においても世界的に重要な課題といえる。特に医療従事者にとって,感染症の制御や対策を正確な知識と根拠を持って実践する必要がある。本授業では,微生物という生命体を理解した上で,感染症の症状や治療を学ぶと共に,生体の重要な防御機構である免疫学や感染予防方法の原理を理解し,臨床応用できる能力の基礎を形成する。また,感染症に関する国際的な動向から,医療の専門家として必要なエビデンスを獲得する能力を育成する。
【到達目標】
感染症を引き起こす病原体にはどのようなものがあるか,その感染様式や検査・治療,予防法や滅菌・消毒について述べることができる。エビデンスレベルの高い情報を検索・収集する方法を理解し,実施することができる。



授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:病原微生物,免疫,感染予防,疫学
講義内容・授業計画
【講義内容】
感染看護および感染制御の視点で知識と技術を教授する。なお,国際的に問題となっている感染症の現状をWHOやCDCに掲載されているArticleを通して講述やGWをするため,事前に要約を課す。
【授業計画】
第1回 微生物・医動物とは
第2回 感染症の分類と感染防御機構/感染・発症予防
第3回 感染症の検査・治療
第4回 宿主の臓器・組織別にみる感染症と病原体① −呼吸器感染症、結核、消化器系感染症、肝炎、尿路感染症−
第5回    宿主の臓器・組織別にみる感染症と病原体② −性感染症、皮膚・粘膜の感染症、皮膚に発疹が出現するウイルス感染症とリケッチア感染症、脳・神経系感染症−
第6回 宿主の因子が影響する感染症と病原体① −人獣共通感染症、寄生虫感染症、小児の感染症、母子感染、高齢者の感染症
第7回 宿主の因子が影響する感染症と病原体② −日和見感染症、移植患者と感染症、手術創・外傷と感染症、血管内カテーテル関連血流感染症、薬剤耐性菌−
第8回    まとめ

【生成AIの使用について】
生成AIの利用については,教員の指示に従うこと。課題等に関して、生成系AI のみを用いて作成したことが判明した場合、単位を認定しない場合がある。



教科書
ナーシング・グラフィカ 疾病の成り立ちと回復の促進③ 臨床微生物・医動物、矢野久子・安田陽子 編、株式会社メディカ出版
その他、適宜授業時資料を配布


参考文献
(1) 病気がみえるVol.6 免疫・膠原病・感染症,Medic Media
(2) ナーシング・グラフィカ 人体の構造と機能① 解剖生理学,林正健二 編,株式会社メディカ出版
(3) ナーシング・グラフィカ 人体の構造と機能② 臨床生化学,宮澤恵二 編,株式会社メディカ出版
(4) INFECTION CONTROL(インフェクションコントロール),株式会社メディカ出版


事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分の事前読み込み(8h)
【復習】レポート作成(5h)講義内容の理解を深め定着させるためのテキスト・オンデマンド教材の読み直し(7h)


アクティブ・ラーニングの内容
適宜,グループワークを実施する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
微生物および感染症の制御や対策を,正確で最新の知識と根拠の情報源から収集および理解できる者について、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じて、 S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上),D(60点未満)による成績評価を行う。
【成績評価の方法】
定期試験60%,課題30%,受講態度10%(積極的な質問・発表等)を含めて総合的に評価する。なお,定期試験は講義の2/3以上の出席が必要である。再試験は実施しない。


課題・試験結果の開示方法
課題は,適宜講義内で解説する。
優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。
定期試験は,授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。


履修上の注意・履修要件
授業中に指示した課題や事前・事後学習はもとより,「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて,十分な予習・復習をして講義に出席すること。


実践的教育
本科目は,看護師として臨床経験のある教員が,感染管理の知識と看護実践との結びつきを踏まえながら講義を展開することから,実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。