シラバス情報

授業科目名
老年生活看護論
(英語名)
Foundations of Gerontological Nursing
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
看護学部
学年
2年
ナンバリングコード
ANNBN2MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
高見 美保、徳田 幸代
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
12時20分〜12時50分,高見美保(8F)研究室
連絡先
高見美保:miho_takami@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
4◎/2〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
老年期をライフサイクルの観点で理解し,高齢者の健康と生活を支える看護実践の基本を学ぶ。また,高齢者の健康問題をグローバルな視点でとらえることを通し,老人看護の未来像を考える力を養うことを目的とする。
【到達目標】
1.エイジングや社会情勢から,高齢者の健康や生活をアセスメントする意義や方法を挙げることができる。
2.諸外国との比較から,求められる老人看護実践の違いを挙げ,日本で必要とされる老人看護実践を述べることができる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:生涯発達における老人看護論
キーワード:ライフサイクル,エイジング,エンドオブライフケア
講義内容・授業計画
本講義ではライフサイクル・エイジングの観点から老いを紹介し,高齢者の健康や生活を検証した上で,老人看護の今後の展望について講述する。

1.ガイダンス&老いるとは:ライフサイクル、エイジングから考える(テキスト第1章 老年期を生きる人の理解と老年看護、B:老いの体験と社会)
2.高齢者を取り巻く社会と生活を考える:保健・医療・福祉制度から(テキスト第9章 高齢者の暮らしを支える社会資源)
3.高齢者と家族(テキスト第6章 高齢者とその家族への看護)
4.高齢社会の現状と課題〜世界における日本の特徴〜(第2章 厚生統計からみる高齢者像)
5.高齢者の健康とアセスメント(高齢者にとってのGood Careを考える) *グループワーク*
6.老人看護の成り立ちと看護が提供される「場」について(第7章 認知症高齢者の看護、Gさまざまな場での認知症高齢者の看護の実践)
7.老人看護の倫理的課題とエンドオブライフケア(第3章 老年看護の倫理的課題と対応、第8章 高齢者の人生の最終段階における看護)
8.まとめ:老人看護の未来展望 〜高齢者の可能性を探る〜
*授業内容が前後することがあります。
*生成AIをレポート作成で用いることは禁止するが,授業トピックに関する事前学習・事後学習に利用することを許可する。ただし,生成 AI が生成する情報には誤りが含まれていることを 十分理解し,テキストや参考図書,その他の文献と照らし合わせながら利用すること。
教科書
水谷信子ら(監修):最新 老年看護学 第4版(2023年版) 日本看護協会出版会
*1年次に購入したテキストを継続して使用できます。
参考文献
桑田美代子ら(編):超高齢社会の緩和ケア 南山堂(2022)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】各回の講義に該当するテキスト箇所を事前に読み込み(約1h程度)することを求めます。該当箇所は,講義時に提示します。
【復習】各回の講義開始時に10分程度で,前回講義内容に関する質疑応答と要点の振り返りを行います。また,学生は講義後に自分の理解度に応じてテキストや講義資料の読み直しを行うこと(各回30分程度が目安)。
*予習・復習を反復して行うことで,講義内容の理解が深まることが期待されます。
アクティブ・ラーニングの内容
*6〜7人程度の小グループに分かれて「高齢者のGood Care」をテーマとするグループワークを行い,意見交換・発表を行う演習がある。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
ライフサイクルの考え方,高齢者を取り巻く社会と生活から健康状態をアセスメントする方法を理解し,老人看護の未来像を考えられた者に対し,講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能,思考力,判断力,表現力等)の到達度に応じてS(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。
【成績評価の方法】
グループワーク(15%)と小テスト(15%),定期試験70%を基準として,受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
・小テストの解答は、次の講義内で解説します。
・グループワークでの発表内容は,演習時間内に講評します。
・試験結果については,講評としてユニバーサルパスポートのクロスプロファイル機能を使って示します。
履修上の注意・履修要件
・講義内容によっては,事前課題を出すこともあります。
・グループワーク演習を含みます。

実践的教育
臨床で老人看護実践の経験があり,かつ老人看護領域の研究や研究指導を担当して臨床現場の状況がわかる教員が,講義や演習,グループワークを担当しますので,実践的教育に該当します。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。