シラバス情報

授業科目名
コミュニティ・公衆衛生看護概論
(英語名)
Introduction to Community/Public Health Nursing
科目区分
専門教育科目
コミュニティ・公衆衛生看護概論
対象学生
看護学部
学年
2年
ナンバリングコード
ANNBN2MMA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
安藤 仁美、島村 珠枝、寺川 えり子、石井 美由紀
所属

看護学部

授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所

メールでアポイントメント

連絡先
miyuki_ishii@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
6◎/2〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

【講義目的】
地域で生活する人々の健康と生活をまもり、QOLの向上を目指す公衆衛生看護について学ぶ。地域を基盤に行われる看護活動の基本的な考え方や発展の歴史、活動の基になる法体系や制度を学び、コミュニティを対象とした看護の役割と機能について理解を深める。

【到達目標】
1.公衆衛生看護の概念や活動領域の特徴を説明できる。
2.公衆衛生看護の専門的特質を歴史的背景から説明できる。
3.公衆衛生看護活動が法律や政策に基づいて行われることを説明できる。
4.公衆衛生看護活動に活用される基本的な理論・モデルを説明できる。
5.公衆衛生看護活動における保健師の役割や機能について述べることができる。

授業のサブタイトル・キーワード

キーワード:コミュニティ、公衆衛生看護、保健師

講義内容・授業計画

【講義内容】
講義と一部演習で構成される。各回で提示される課題への主体的な取り組みを通して、修得した知識を学生自らの言葉で他者に説明できることを目指して授業を展開する。

【授業計画】
本講義は実践的教育に該当する。
1.ガイダンス(本講義の目標、概要の説明)、公衆衛生とは、公衆衛生看護とは テキストp.1-p.21, p.61-p.71
2.公衆衛生看護の発展の歴史 テキストp.22-p.43, p.61-p.71
3.地区活動の基本と対象のとらえ方および展開 テキストp.51-p.66、p.86-p.123
4.公衆衛生看護技術(1)家庭訪問、健康相談 テキストp.105-p.107, p.165-p.199, p.223-p.233
5.公衆衛生看護技術(2)健康教育、地区組織活動・グループ支援 テキストp.188-p.199, p.209-p.218,
6.公衆衛生看護活動の実際(1)産業(外部講師) テキストp.468-p.491
7.公衆衛生看護活動の実際(2)学校(外部講師) テキストp.453-p.467
8.公衆衛生看護活動の実際(3)行政 テキストp.136-p.164
9.公衆衛生看護活動の実際(4)行政 テキストp.136-p.164
10.地域アセスメント(1)量的データの活用
11.地域アセスメント(2)質的データの活用、地域アセスメント演習ガイダンス
12.地域アセスメント演習(1)地区踏査計画の立案
13.地域アセスメント演習(2)地区踏査の実施
14.地域アセスメント演習(3)地区踏査のまとめ、発表準備
15.地域アセスメント演習(4)発表会、評価

定期試験(試験日は別途提示する。)


※第6回、第7回は外部講師による講義を予定している。
※第10回〜第15回は、パソコンの使用を予定している。各自ノートパソコンを持参する。
※演習資料は別途提示する。地域アセスメント演習(第12回〜第15回)は担当教員4名で担当する。
※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。

教科書

公衆衛生看護学.jp 第5版データ更新版 インターメディカル

参考文献

国民衛生の動向(最新版) 一般財団法人 厚生労働統計協会

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】該当範囲をテキストや資料で事前に学習する(15h)。
【復習】講義内容の理解を深め定着させるため、テキストや資料を読み直す(15h)。課題に取り組む(地域アセスメントのまとめ等)(30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
ペアや小グループ単位でのディスカッションやプレゼンテーションを予定している。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
地域で生活する人々の健康とQOLの向上を目指す公衆衛生看護の特質を保健師の活動例を用いながら説明ができる者には、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
各回の課題(レポート)や演習の取り組み(50%),定期試験(50%)を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
提出課題は優れた内容のものを講義の中で紹介する。試験結果など、教員から特記すべき事項があれば、授業アンケートの教員コメント欄にコメントを記載する。
履修上の注意・履修要件
・授業に関して連絡することがあるので、ユニバーサルパスポートの掲示や連絡に注意すること。
・一部、外部講師(現役の産業保健師並びに養護教諭)による講義を予定しているが、講師のご都合により、授業日程が変更になる場合がある。判明次第、授業時間中あるいはユニバーサルパスポートで知らせるので、確認漏れのないように注意すること。
・授業中に指示した課題だけでなく、「講義内容・授業計画」に記載した内容について、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
行政保健師の経験を有する教員がその実務経験をいかして、公衆衛生看護について教授することから、実践的教育に該当する。また、外部講師(現役の養護教諭や産業保健師)が学校保健や産業保健について教授することから、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。