シラバス情報

授業科目名
生体機能学演習
(英語名)
Physiology and MetabolismLaboratory
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
看護学部
学年
2年
ナンバリングコード
ANNBN2MCA3
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
谷田 恵子、原 裕子、濵上 亜希子、横井 美由貴
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
木曜日12:10〜13:00・看護学部6F研究室(谷田)
木曜日12:10〜13:00・看護学部6F研究室(濵上)
木曜日12:10〜13:00・看護学部6F共同研究室(原)
木曜日12:10〜13:00・看護学部7F共同研究室(横井)
連絡先
谷田:keiko_tanida@cnas.u-hyogo.ac.jp
濵上:akiko_hamaue@cnas.u-hyogo.ac.jp
原 :yuko_hara@cnas.u-hyogo.ac.jp
横井:miyuki_yokoi@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4〇/8〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
<演習目的>
看護学を学ぶ上で,人々の健康を身体的側面から捉えることは重要である。本科目では,形態機能学や代謝機能学等で修得した知識を活用し,それらの知識と実験結果とを有機的に結びつける事によって,生体をシステムとして統合的に捉え,看護実践と関係づけることを目的とする。
<到達目的>
(1) 各演習項目における生体の反応を解剖学・生化学・生理学的側面から説明できる
(2) 統計的分析方法を用い実験結果を適切に考察できる
(3) 感染予防や被験者の身体的・精神的負担に対する倫理的な配慮等を実践できる
(4) 生体反応の理解を看護ケアに関連付けることができる
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】
実験的手法を用いた生体反応の考察

【キーワード】
循環,尿,血液,唾液,呼吸,血糖値
講義内容・授業計画
【演習期間】
10月・11月

【演習時間】
1単位:30時間

【実施形態】
本演習では,事前準備として予習項目を提示し,既習の知識を踏まえ予め実験結果を予測したうえで演習に臨む 。また,演習中はグループディスカッションにより推論しながら理解を深め,統計手法や文献を活用し,レポート作成やグループによる発表を通じて,各演習目的に沿った内容について考察する。

1.   2.      オリエンテーション(本演習の目標や概要を説明する)/  運動による循環動態の変動(実験)
3.4.    唾液の成分と生理機能 / 酵素反応の特性(実験)     
5.6.      食事による血糖値の変動 / 疾病予防と改善のための栄養管理(実験)
7.8.      腎臓による体液の浸透圧調整機能 / 尿定性と臨床的意義(実験)
9.         血液成分と血液凝固作用 / 赤血球膜の機能と溶血反応(実験)
10. 11.   スパイロメーターを用いた呼吸機能の測定(実験)
12. 13.   グループ討議
14. 15.   学びの共有

※演習スケジュールは変更になる可能性がある。初回のオリエンテーションの内容を参考にすること。
※パソコンの利用:12・13回目は必ず持参すること。3・4回目,5.6回目,9回目,10・11回目のレポートは手書きにより作成した場合も提出を許可しているが,PCで作成したい場合や,その他の演習日においても学生が必要性があると判断した際は持参する。
※生成AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出することは認めない。生成系AIによる出力結果をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない,または取り消すことがある。

教科書
1) 演習書(初回演習開始までに配布)
参考文献
1) 前田樹海・江藤裕之. APAに学ぶ 看護系論文執筆のルール 第2版. 医学書院
2) 形態機能学Ⅰ&Ⅱ,代謝機能学で使用した既習科目のテキスト
3) データサイエンス入門,看護情報学で使用した既習科目のテキストや資料
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習として,演習書に記載している予習事項に関する知識を整理する。(2h)
事後学習として,課題として出される個人レポートの作成,グループレポートの作成に取り組む。(6h)
アクティブ・ラーニングの内容
履修者全員を約5〜6名程度のグループに分け,毎回グループ内でのディスカッションを行う。14・15回目には,各自の学びの共有をするためにグループ単位でのプレゼンテーション・ディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
既存の知識や客観的指標に基づいた考察の深まりを評価するため,レポート内容を重視し,平常点も加味しながらS(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上),D(60点未満)の評価を与える。
【成績評価の方法】
以下の点数配分に基づきC以上の学生(60%以上)に単位を付与する。なお,参加型の演習であるため,演習の参加状況といった平常点を含めて総合的に評価する。
・演習レポート:90%
・プレゼンテーションの内容・平常点(参加状況):10%

※演習での体験や演習中のディスカッションによる学びの深まりを重視しているため,正当な理由のない欠席が1回,または正当な理由のない遅刻が2回以上ある場合は,単位を認定しない。
※提出遅れのレポートは受け取らない。レポートの内容に剽窃が認められた場合は0点とする。
課題・試験結果の開示方法
14・15回目にグループ発表による学びの共有を行い,各発表に対しての講評を通じてフィードバックをする。また課題点の多いレポートについては,個別に面談をし,書き直しを支援する。
履修上の注意・履修要件
演習の参加にあたっては,演習書に記載した予習事項の自己学習を課す。
実践的教育
本科目は看護師として臨床経験のある教員が,生体反応と看護実践との結びつきを踏まえながら演習を展開することより,実践的教育に該当する。
備考
演習の内容によって,健康上の理由で実験の参加が難しい場合は考慮するため,事前に教員まで申し出て下さい。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。