シラバス情報

授業科目名
成人健康看護論(急性)
(英語名)
Adult Health Nursing (Acute)
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
2年
ナンバリングコード
ANNBN2MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
片岡 千明
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
火曜日(昼休み)
研究室
連絡先
クラスプロファイルにより問い合わせること

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/6〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 成人期にある人の急性期(周手術期を含む)および回復期における健康問題と看護援助を学ぶ。
【到達目標】
1.急性期にある人の身体、心理、セルフケア能力、社会的状況について説明できる。
2.急性期および回復期における患者・家族に必要な看護援助を考え、説明できる。
3.急性期および回復期における看護技術(点滴管理、酸素管理、術後観察、術後合併症予防)について実施、あるいは操作できる。
4.1〜3を通して、対象者が地域で生活していくための看護課題と看護について記述できる。


授業のサブタイトル・キーワード
急性期看護、周術期看護
講義内容・授業計画
【講義内容】
 急性期看護を考える上で必要な概念や医学的知識に基づいた身体状況ついて講義を行う。その後具体的な疾患や術式を設定した事例を用いて看護援助について学ぶ。また、看護援助技術については、臨床現場で働く看護師とともにグループワークや演習を通して学ぶ。

【授業計画】
当授業は実践的教育に該当する。
1.周手術期(術前)の看護 〜肺切除術を受ける患者の看護〜(テキスト1 第2部 Ⅱ章)
2.周手術期(術中・術後)の看護 〜肺切除術を受ける患者の看護〜(テキスト1 第2部 Ⅲ章、Ⅳ章)
3.術後の合併症を予防する看護援助〜肺切除術を受ける患者の看護〜(テキスト1 第2部 Ⅵ章ー2、Ⅶ章ー2)
4.急性期看護における看護技術(演習)「ドレーン管理」「酸素療法」(テキスト2 第Ⅱ章、Ⅲ章)
5-6.周手術期看護(演習)「5.点滴管理」「6.術後のモニタリング、早期離床」
(テキスト1 第2部 Ⅳ章-2、テキスト2 第Ⅲ章、Ⅳ章)
(臨床現場の看護師複数名が参加し、助言、指導を行う)
7.心筋梗塞患者の看護(臨床の看護師による実践例の紹介を含む)(テキスト1 第2部 Ⅶ章ー3、テキスト2 第Ⅲ章)
8.胃切除術を受ける患者の看護(テキスト1 第2部 Ⅶ章ー5)

この授業においては生成系AIの利用は予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。

教科書
1.林直子,佐藤まゆみ編.看護学テキストNiCE 成人看護学 急性期Ⅰ−概論・周手術期看護 改訂第4版.南江堂.2023
2.山勢博彰,山勢善江編.看護実践のための根拠がわかるー成人看護技術 急性・クリティカルケア看護 第2版.メヂカルフレンド.2015

*2回生前期「成人看護概論」にて購入済みのものを使用します
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】 次回の授業内容のうち指示された該当箇所のテキストの事前読み込み(3h)、演習の事前学習(事前課題を示します)(2h)
【復習】 授業で習った範囲のテキストの読み直し(3h)、演習レポート作成(2h)
アクティブ・ラーニングの内容
演習は、グループワークとして互いに意見交換を行いながら、実施する。
授業や演習での学びを発表し、質疑応答を行うことで学びを深めていく。
成績評価の基準・方法
各授業で提示する課題シート(10%)、演習のレポート(20%)、試筆記験(70%)で評価する。
課題シート、レポート、筆記試験(2月の試験期間中に実施)により、知識、アセスメント力、看護を思考する力、看護援助への理解の到達度を評価する。
S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
課題・試験結果の開示方法
レポートはコメントを記入し、返却する。
試験結果については、ユニバーサルパスポートを用いて結果を個別に通知する。
履修上の注意・履修要件
・授業に関する連絡はユニバーサルパスポートを用いるため、連絡に注意すること。

実践的教育
看護師免許を有し実践経験のある教員が中心となり、臨床現場で働く看護師も参加し、急性期看護における具体的な実践例を挙げながら講義・演習を行うことから該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。