シラバス情報

授業科目名
看護組織論
(英語名)
Organizational Theory in Nursing
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
3年
ナンバリングコード
ANNBN3MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
撫養 真紀子
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
水曜日13:00〜15:00/授業終了後・研究室
連絡先
makiko_muya@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
5◎/8◎/2〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
看護実践は常に何らかの“組織”と関わりながら行われている。本科目では、組織および個人と組織の関わりについて検討する。また、看護専門職として看護実践の基盤となるヘルスケアシステムへの理解を深め、ヘルスケア組織・チームの中でリーダーシップを発揮しつつ、新たな看護サービスを創造していける基本的な能力を育成する。
【到達目標】
1.看護が展開される仕組みを説明できる。
2.ヘルスケア組織・チームの一員である看護専門職に期待される行動を説明できる。
3.チーム活動において、課題の達成とチームとしての協力体制を推進する行動を述べることができる。
4.看護サービスを取り巻く社会の変化に進んで関心を向け、課題を見いだし、追求し、新たな看護サービスを提案することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】看護サービス提供の仕組みを理解し新たな看護を創造する力を身につける看護組織論
【キーワード】看護管理、制度、マネジメント
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、序盤に看護サービス提供に関連する基礎知識、制度、理論等を紹介し、コミュニケーションスキルの演習やグループによる討議を積み重ねながら、新たな看護サービスを創造性高く思考しつつ組織構成員としての基本的スキルを身につけることを目指し、講述する。
【授業計画】
当授業は実践的教育に該当する。
1.導入/看護管理の基本となるもの                                                 テキストp.76-90
2.看護管理の基盤となる知識                              テキストp.98-106、197-203
3.看護活動をとりまく法律・制度                            テキストp.286-319
4.看護と経営                                                    テキストp.206-213
5.情報管理                                                テキストp.144-149、222-223
6.集団に働きかけるスキル                                        テキストp.38-53、279-283
7.看護の仕事とその管理:人材マネジメント、労働の管理、看護提供システム
                                             テキストp.122-140、107-114
8.看護の質向上①:医療安全                                                            テキストp.168-183
9.看護の質向上②:看護の質と評価                                                  テキストp.184-197
10.人とかかわるためのスキル                                                        テキストp.54-60、236-253
11.業務のマネジメント                     テキストp.216-234
12.モノの管理、コスト管理                                                              テキストp.140-144、149-157
13.看護職とキャリア(外部講師)                                     テキストp.259-271
14.専門職とは、多職種連携の中での看護管理  (外部講師)            テキストp.256-258、65-70          
15.継続教育、まとめ                     テキストp.272-279
*取り上げる順番は変更の可能性あり
【生成AI使用について】
小課題やグループワーク成果の提出にあたって、生成AIのみを使った課題の提出は認めない。利用する場合は、参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。範囲を超えた生成AIの使用が判明した場合は単位を認定しないことや単位の認定を取り消すことがある。
教科書
吉田千文, 志田京子, 手島恵, 武村雪絵編者:ナーシンググラフィカ看護の統合と実践①看護管理第5版, メディカ出版, 2023
参考文献
井部俊子監修・秋山智弥編:看護管理学習テキスト第2巻 看護サービスの質管理 第3版, 日本看護協会出版会, 2022
井部俊子監修・手島恵編:看護管理学習テキスト第3巻 人材管理論 第3版, 日本看護協会出版会, 2022
井部俊子監修・勝原裕美子編:看護管理学習テキスト第4巻 看護組織論 第3版, 日本看護協会出版会, 2022
井部俊子監修・増野園惠編:看護管理学習テキスト別巻 看護管理基本資料集第3版, 日本看護協会出版会, 2022
小池智子・松浦正子・中西睦子編:看護サービス管理 第5版, 医学書院, 2018
久保真人他編著:よくわかる看護組織論, ミネルヴァ書房, 2017           *その他、授業の際に提示します。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前】組織管理上の制度・理論等、専門用語の予習をする(20時間)
【事後】グループでの課題提出にむけたまとめをする(5時間)
    専門用語を理解するだけでなく、習得した知識を活用して思考したり論述したりするための復習をする(20時間)
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
ヘルスケアシステムを理解し、看護専門職、組織構成員として期待される行動を説明できる者に単位を付与する。到達目標の到達度を評価するために基盤となる知識習得と論理的思考力を重視し、筆記試験の成績を重視する。
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、表現力等)の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】定期試験(前期定期試験期間に実施)・小テスト60%、小課題20%、グループワークの取り組みと成果20%を基準として、総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストは、講義の中で解説する。グループワークの発表については、口頭でコメントし、フィードバックを行う。
試験結果のフィードバックは、授業評価アンケートの教員コメント欄に、試験結果に対するコメントも合わせて記載する。
履修上の注意・履修要件
【履修上の注意】
本科目では、知識習得だけでなく、グループ討議を通じた思考力の向上を目指すため、「講義内容・授業計画」に記載した範囲のテキスト等の該当箇所について、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
看護管理業務の実務経験者による講義であり、看護サービスの展開の実際を組織と個人の役割から多角的に講義・演習することから、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。