シラバス情報

授業科目名
成人健康看護論(慢性)
(英語名)
Adult Health Nursing (Chronic)
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
3年
ナンバリングコード
ANNBN3MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
森 菊子
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
月曜日・昼休み
8階森研究室
連絡先
クロスプロファイルにより問い合わせること。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
看護学を学ぶ上で、慢性期の視点から看護を考えることは重要である。本講義では、慢性期の健康問題をもつ人の長期の療養を支援する看護援助について理解を深めることを目的とする。
【到達目標】
1.慢性疾患による身体への影響と、必要な療養法、症状緩和の看護援助が説明できる。
2.慢性病患者の身体・心理・社会的側面およびセルフケア能力についてアセスメントできる。
3.在宅での療養生活を支える家族への支援や、社会資源の活用などにおける多職種との連携について述べることができる。


授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:慢性病者への看護
キーワード:慢性疾患、療養法、セルフケア
講義内容・授業計画
【講義内容】
 本講義では、成人看護概論で学んだ慢性期にある人の特徴を踏まえ、各慢性疾患に必要な療養法、症状緩和の看護援助について講義する。看護援助については、事例を用いて、アセスメント・計画・実施・評価の過程を考える。また、演習を行い、療養法の実際について理解を深めるとともに、看護技術を習得する。
【授業計画】
当授業は実践的教育に該当する。
1回:代謝機能障害(慢性腎不全)のある患者の看護(テキスト①第Ⅸ章、テキスト②Ⅲ章-5)
2回:代謝機能障害(糖尿病)のある患者の看護(テキスト①第Ⅷ章、テキスト②Ⅲ章-7)
3回:血糖コントロールを支援するための看護技術(テキスト①第Ⅷ章、テキスト②Ⅲ章-7)
4回:循環機能障害(慢性心不全)のある患者の看護(テキスト①第Ⅴ章、テキスト②Ⅲ章-2)
5回:栄養代謝機能障害(肝硬変)のある患者の看護(テキスト①第Ⅶ章、テキスト②Ⅲ章-3)
6回:運動機能障害(関節リウマチ)のある患者の看護(テキスト①第Ⅻ章、テキスト②Ⅲ章-6)
7回:生体防御機能に障害(アレルギー性疾患)のある患者の看護(テキスト①第Ⅳ、テキスト②Ⅲ章-1)
8回:薬物療法・放射線療法を受ける患者の看護(テキスト①第XⅥ・ⅩⅦ)
試験(6月)

この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
①鈴木志津枝 他編集:成人看護学 慢性期看護論 第3版, ヌーヴェルヒロカワ(2年次 成人看護概論で購入したテキスト)
②宮脇郁子 他編著:看護実践のための根拠がわかる 成人看護技術 慢性看護,メジカルフレンド社(2年次 成人看護概論で購入したテキスト)
毎回の講義においてプリントも配布する。
参考文献
適宜提示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】講義に際して提示するテキストの事前読み込み(全講義期間トータル15h程度)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・プリントを読み返す(全講義期間トータル15h程度)



アクティブ・ラーニングの内容
・血糖コントロールを支援するための看護技術においては、セルフケア支援について全体で意見交換を行う。
・循環機能障害(慢性心不全)のある患者の看護においては、事例についてグループで意見交換を行う。


成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
慢性病者に必要な療養法を理解し、看護援助を述べることができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
定期試験(90%:6月に実施)、毎回の講義で提出してもらう学び・質問(10%)を基準として、受講態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
・毎回の講義で提出してもらう学び・質問に関し、次の講義において紹介したり、質問に回答する。
・試験結果に関し、全体的な講評をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。
履修上の注意・履修要件
・授業に関する連絡をすることがあるのでユニバーサルパスポートの掲示や連絡に注意する。
・授業中に指示した課題、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席する。




実践的教育
慢性病患者の看護実践経験がある教員が、慢性病患者への看護援助について講義するため実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。