シラバス情報

授業科目名
災害看護論
(英語名)
Disaster Nursing
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
4年
ナンバリングコード
ANNBN4MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
工藤 美子、森 菊子、川田 美和、高見 美保、増野 園惠、丸 光惠、大野 かおり
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
大野研究室(7F)
事前にアポイントをとること
連絡先
kaori_ono@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
5◎/6◎/8〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 災害時における看護実践のための基礎的な事項について述べることができる。災害とは何か,災害による人や社会への影響と災害への社会的対応システムをふまえて,災害に対する看護の役割について説明できる。
【到達目標】
1.災害とは何かを説明できる。
2.災害が人々の健康生活に及ぼす影響を説明できる。
3.災害に対する看護の役割について説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード: 災害看護,健康に及ぼす影響,社会的対応システム,要配慮者(支援優先度の高い人々)
講義内容・授業計画
【講義内容】
 本講義では,災害サイクルに合わせて災害が人々の健康に及ぼす影響について解説するとともに,被災者・被災組織・被災地に対する看護の役割について教授する。それぞれの単元を専門とする教員によるオムニバス方式で行う。
【授業計画】
1.災害とは何か。災害が人々の健康生活に及ぼす影響(大野)
2.災害に対する社会的対応システム(増野)
3.災害時の看護活動:初動期の医療救援活動(増野)
4.災害時の看護活動:病院等での医療・看護活動初動期(増野)
5.災害時に支援優先度の高い人々のニーズとそのケア①高齢者(高見)
6.災害時に支援優先度の高い人々のニーズとそのケア②慢性疾患(森)
7.災害時に支援優先度の高い人々のニーズとそのケア③妊産婦(工藤)
8.災害時に支援優先度の高い人々のニーズとそのケア④小児(丸)
9.災害時に支援優先度の高い人々のニーズとそのケア⑤在宅(大野)
10.災害時に支援優先度の高い人々のニーズとそのケア 災害がケア提供者に与える影響とその対応(川田)
11.災害後中長期のニーズと看護(大野)
12.避難所における災害看護(大野)
13.様々な災害①パンデミック(大野)
14.様々な災害②NBC災害,マスギャザリング(大野)
15.災害準備期の活動(大野) まとめ

※この授業では⽣成AIの利⽤を予定していないが,利⽤する場合には⽂献が実在するかなど事実確認を必ず⾏うこと。
教科書
毎回,資料を配布する。
参考文献
・酒井明子,増野園惠:災害看護 第4版,南江堂
・大野かおり:系統看護学講座 看護学概論 基礎看護学,災害時における看護,医学書院
・南裕子,山本あい子編:災害看護学習テキスト 概論編,日本看護協会出版会
・南裕子,山本あい子編:災害看護学集テキスト 実践編,日本看護協会出版会
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して参考書の該当箇所を熟読しておく(14h)
【復習】講義内容の理解を深めるために配布資料・参考書を読み直す(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
数名のグループでディスカッションすることにより災害時の看護の役割を検討する(1回程度)
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 災害時における看護実践のための基礎的な知識,災害に対する看護の役割について理解できる者,講義⽬的・到達⽬標に記載する能⼒の到達度に応じて,S(90点以上),A(80〜89点),B(70〜79点),C(60〜69点)の単位を付与する。
【成績評価の方法】
 定期試験(100%)で評価する。
課題・試験結果の開示方法
毎回の課題管理については講義内またはユニバーサルパスポートにてコメントする。定期試験についてはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。
履修上の注意・履修要件
授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより,「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて,十分な予習・復習をして講義に出席すること
実践的教育
災害看護の経験をもつ教員が,その実務経験を活かして災害看護について教授することから該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。