シラバス情報

授業科目名
運動処方論
(英語名)
Exercise Prescription
科目区分
関連教養科目
対象学生
看護学研究科
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
ANNMN5MCA7
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
柴田 真志
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
授業後・研究棟5F研究室
連絡先
masashi_shibata@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/3◎/4◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
運動習慣を持つことは、種々の生活習慣病リスクファクターや不定愁訴を減少させるとともに、高いQOLおよびADLの獲得に貢献することが学術的根拠を持って認められています。米国を中心にExercise is Medicineという考え方が主流となってきており、したがって本講義では運動が生体に及ぼす影響やその適応を根拠に基づいて学び、具体的な運動の実践も行って、様々な対象への運動処方について理解を深めることとします。
到達目標は、Exercise is Medicineという考え方を根拠を持って説明できること、それぞれの専門領域での対象に適切な運動処方ができること、です。
授業のサブタイトル・キーワード
運動の基礎科学を理解し他者に運動プログラムを提供する力を身につける実践論
キーワード:生体適応,フィットネス
講義内容・授業計画
Exercise is Medicine(運動は副作用のない薬である)は、米国を中心に世界に広がっている健康の概念のひとつです。運動疫学研究を中心に身体活動不足が慢性疾患と深く関わっている根拠を示しつつ、対象に応じて、副作用のない薬と称される運動をどのように処方するのかについて理解を深めます。

第1回 ガイダンス・Exercise is Medicine
第2回 運動の疫学
第3回 多段階運動負荷テストと身体機能測定・評価演習
第4回 運動負荷試験データの解釈と応用、呼吸循環器系の生理学の理解
第5回 レジスタンス運動の運動処方、神経・筋システムの生理学的理解
第6回 メタボリックシンドローム基準の理解と肥満への運動処方
第7回 高血圧に対する運動処方
第8回 Ⅱ型糖尿病に対する運動処方
第9回 睡眠と健康の関連,運動が睡眠に及ぼす影響
第10回 サーカディアンリズムと健康の関連,運動がサーカディアンリズムの及ぼす影響
第11回 運動とメンタルヘルス
第12回 パートナーストレッチングの機能解剖学
第13回 運動処方の進め方の実際、対象の評価
第14回 経済格差・人とのつながりと健康,運動が果たす役割
第15回 まとめ
※問題を抱える人を対象にした運動については受講者の専攻に合わせて行います.
教科書
健康づくりための運動の科学(化学同人)
参考文献
「ACSM運動処方の指針」、「NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識」、「ストレングストレーニング&コンディショニング」「スポーツ科学の基礎知識」など(明石学術情報館にあり)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習としてテキストの該当箇所の読み込み(10h).復習として講義資料の読み直しとデータ解析課題(10h).
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを実施します.また,自らの身体問題の課題解決について考えます.
成績評価の基準・方法

講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてSからCまでの成績を付与します。

授業内課題(70%)およびレポート(30%)の成績により評価します。
課題・試験結果の開示方法
授業内で課題についてのフィードバックを行います.
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。