教員名 : 三宅 一代
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授業科目名
看護ヘルスアセスメント
(英語名)
Advanced Health Assessment in Nursing
科目区分
ー
看護学共通科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA7
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
三宅 一代
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
授業終了後
連絡先
三宅 一代
kadu_miyake@cnas.u-hyogo.ac.jp 対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎/3◎/4◎
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】
看護学の視点から人々の健康を生活の要素やwell-beingという観点でアセ スメントするための概念枠組みについて示し、看護援助に結びつけるための知識や技術を教授する 【到達目標】 専門看護師として看護の視点でヘルスアセスメントを行うことができる 看護の各専 門領域での看護ヘルスアセスメントの特徴について検討し、ユニークな 看護ヘルスア セスメントの概念を発展させることができる 演習をふまえ患者の療養環境だけでなく、看護職 の実践環境にも視野を広げて俯瞰的、多角的に現象を捉え、そのなかで自らが焦点化 していきたい課題を明確にし説明できる 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:看護ヘルスアセスメントとフィジカルアセスメントの違いについて
キーワード: 生活者としての視点を重視した看護ヘルスアセスメント 講義内容・授業計画
【授業計画】
1. 看護ヘルスアセスメントの概念、看護情報の特性、看護判断、生活者としての視点を重視した看護ヘルスアセスメント、看護ヘルスアセスメントの基本技術(視診、触診、打診、聴診の実技)とアセ ス メントの統合 【2-5は県立淡路医療センター 医療安全部長兼呼吸器内科部長 小谷義一先生】 2-3. 呼吸機能アセスメント(機能の概要、診察方法、XPや検査データの読み方) 4-5. 呼吸器疾患の診察、診断、治療基準、慢性呼吸器疾患、喘息など主な疾患についてアセスメントに焦点を当てた事例での解説を行う。また生活者としての視点を重視した看 護ヘルスアセスメントについて 検討する 【6-7は兵庫県立大学看護学研究科 教授 上村浩一先生】 6.生殖機能・ホルモン動態アセスメント(生殖ホルモンの体内動態の概要、診察・ 診断方法、検査所見等の見方) 7.婦人科代謝異常の病態、診断、治療基準等、卵巣機能不全や更年期等を中心にその病態や評価方法、エストロゲン欠乏による症状や疾患、治療について解説する 。また生活者としての視点を重視した看護ヘルスアセスメントについて検討する 【8-11は阪和記念病院 副院長 循環器内科 林孝俊先生】 8-9. 循環機能アセスメント(機能の概要、診察方法、心電図その他検査データの読み方) 10-11. 心不全の病態、心筋梗塞など主な疾患について循環器機能のみならず 腎機能、消化器系、代謝機能等も合わせながら事例を解説する。また生活者としての 視点を重視 した 看護ヘルスアセスメントについて検討する 【12-15は大阪公立大学大学院 生活科学研究科 総合福祉・心理臨床科学分野 教授 大西次郎先生】 12-13. 神経・運動機能アセスメント(機能の概要、診察方法、反射など検査データの 読み方)神経・運動機能アセスメント(筋骨格系のアセスメント脳血管疾患を中心に症状 の出方と病態の関連を解説) 14-15. 神経・運動機能系の診察、診断、治療基準等、脳血管疾患を中心に症状の出方と 病態の関連を解説する。また生活者としての視点を重視した看護ヘルスアセスメント について検討する 16. 医学的診断を用いながら、全身を系統的にアセスメントを行い臨床看護判断を統 合していくことをふまえ、看護ヘルスアセスメントとしての発展、看護としての戦略的展開 について検討を行う この授業においては生成系AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと 教科書
参考文献
内布敦子、P.J.Larson 編 (1999) : TACSシリーズ実践基礎看護学 建帛社
Henry M. Seidel et al. : Mosby's guide to physical examination 10th edition 田崎義昭、斎藤佳雄 著、坂井文彦 改訂(2016):ベッドサイドの神経の診かた改訂18版 南山堂 その他、適宜、授業内で提示する。 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前】授業に際して提示する資料、テキストの読み込み、およびプレゼンテーションの準備【各授業2時間×15コマ】
【事後】授業内容の理解を深め、定着するためテキストを読み返す、自らの実践、気になる現象について考察し、次回の授業に備える【各授業2時間×15コマ】 アクティブ・ラーニングの内容
授業を通して、講師、教員、学生同士でディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
看護学の視点から人々の健康を生活の要素やwell-beingという観点でアセスメントすることについて理解でき、各専門領域における看護ヘルスアセスメントの概念について説明できた者に単位を付与する。講義目的、講義目標に記載する能力の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60以上)による成績評価の上、単位を付与する。 成績評価の方法 授業への参加度40%、最終レポート60%により総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
各授業後のレポートについては、授業後または、次回授業前にコメントをする。
最終レポートは、授業アンケートの教員コメント欄に全体的な講評を示しフィードバックを行う。 履修上の注意・履修要件
履修上の注意・履修要件
授業は対面で行う。2〜15回目は各専門医(特別講師)による講義と演習となる。そのため、招聘講師の都合により、授業スケジュー ルや場所が変更になる可能性があります。 実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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