シラバス情報

授業科目名
慢性治療看護論
(英語名)
Nursing Therapeutics in Chronic Conditions
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
森 菊子
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
木曜日・教員研究室
連絡先
クロスプロファイルにより問い合わせること。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
4◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
慢性疾患看護専門看護師としての卓越した実践のために必要な症状マネジメント技術、看護ヘルスアセスメント技術を学ぶ。また、在宅療養を継続している慢性病者の療養法の調整について学ぶ。
【到達目標】
1. 症状マネジメントの考え方が説明できる。
2. 症状マネジメントに必要な身体のアセスメント、症状緩和方法について説明できる。
3. 慢性病者の身体の状態を整えたり、生活を調整したりするための看護ヘルスアセスメントの実践への活用について述べることができる。
4. 慢性病者の身体の状態を整えたり、増悪を予防したりするための治療や療養法の調整が説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:症状マネジメント、看護ヘルスアセスメント、増悪予防、療養の調整
講義内容・授業計画
【講義内容】
症状マネジメントの考え方についての講義を受けたのちに、関心領域の慢性病者に特有な症状マネジメントついてプレゼンテーションを行う。また、慢性病者の身体を整えたり、生活を調整したりするための看護ヘルスアセスメントについての講義を受けたのちに、関心領域の慢性病者の看護ヘルスアセスメントについてプレゼンテーションを行う。
治療やフィジカルアセスメントに関する医師の講義により、症状マネジメント、看護ヘルスアセスメント、増悪予防の療養の調整を考える上での知識を深める。

【講義計画】
当授業は実践的教育に該当する。
1〜2回:症状マネジメントの考え方(テキスト第2章-3)[森 菊子]
3回:慢性呼吸器疾患患者における症状マネジメント[森 菊子]
4回:糖尿病患者における症状マネジメント[片岡 千明]
5回:リウマチ患者における症状マネジメント[慢性疾患看護専門看護師 :鈴木絵夢]
6回:糖尿病の診断と治療(内分泌代謝科医師による臨床講義)
7回:心不全の診断と治療(循環器内科医師による臨床講義)
8回:下肢血流障害の診断と治療(形成外科医師による臨床講義)
9〜10回:関心領域の慢性病者における症状マネジメント(便秘、神経障害、倦怠感など)[片岡 千明]
11回:体液・栄養状態の看護ヘルスアセスメント[森 菊子]
12回:腎不全患者の看護ヘルスアセスメント[慢性疾患看護専門看護師:林美代子]
13〜14回:関心領域の慢性病者の看護ヘルスアセスメント(浮腫、口腔など)[森 菊子]
15回:急性増悪予防のための療養法の調整[森 菊子]
この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
野川道子:看護実践に活かす中範囲理論第3版、メジカルフレンド社、2023
参考文献
Dodd, M.et al: Advancing the science symptom management, Journal of Advanced Nursing,3385),668-676 ,2001
 Larson,P.J et al:An integrated approach to symptom management, Nursing and Health Science,1,203-210,1999
 The University of California, San Francisco School of Nursing Symptom Management Faculty Group, A Model for Symptom Management, Journal of Nursing Scholarship,26(4),272-276,1994
 内布敦子:系統看護学講座専門分野Ⅱ成人看護学(1)成人看護学総論第14版,320-354,医学書院,2014

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】プレゼンテーションの準備(2回:15h)、テキスト提示した箇所、講義に関連する内容の事前学習(10h)
【復習】レポート作成(5回:10h)、講義内容の理解を深め定着させるために資料を読み直す(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
教員、講師とディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
・症状マネジメント、看護ヘルスアセスメントの考え方を理解し、自分の関心領域の慢性病者への看護に応用できる者に単位を付与する。
・講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
プレゼンテーション(40%)、レポート(50%)、ディスカッションへの参加度(10%)を基準として、受講態度を含め総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
プレゼンテーションに関し、講義の中で講評する。
レポートにはコメントを返す。
履修上の注意・履修要件
・授業に関する連絡をすることがあるのでユニバーサルパスポートの掲示や連絡に注意する。
・授業中に指示した課題、十分な復習をして講義に出席する。


実践的教育
慢性病者への看護の経験のある教員が講義を担当する。また、疾患の診断、治療については医師による講義を行うため該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。