老人高度実践看護実習Ⅲ

Advanced clinical Practicumin Gerontological Nursing Ⅲ

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領域別専門科目

看護学研究科

2年

ANNMN6MCA5

2.0単位

実習 (Practical Training)

2024年度後期

高見 美保、徳田 幸代、中筋 美子

看護学研究科

日本語

目標3

随時アポイントメントを取ってください。高見美保（８F）研究室で対応します。

高見美保：miho_takami@cnas.u-hyogo.ac.jp

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4◎／5◎

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【講義目的】
医療機関において老人看護専門看護師の指導を受けながら，臨床における老人看護専門看護師の役割や機能について，また，他職種との協働のあり方やリーダーシップの取り方および臨床への還元・循環のされ方について学ぶ。加えて，事例検討会（老人看護事例検討会、認知症看護事例検討会）への参画を通して、老人看護実践の創造，変革，改善の方略を検討する。

【到達目標】
１．老人看護専門看護師に求められる役割・機能が，どのように臨床場面に行かされていくのかを体験的に理解し，その具体を挙げることができる。
２．老人看護専門看護師が持つ役割と機能が他職種の専門性とどのように統合され，展開されているのかを説明することができる。
３．老人看護が提供されている施設が抱える問題について，コンサルテーションの観点から関わり，施設スタッフと共に問題の解決案をその内容を述べることができる。

キーワード：老人看護専門看護師、コンサルテーション、専門看護師の役割

【実習方法】：医療機関等で活動している老人看護専門看護師につき，ケアや活動の場面に同行することを通して老人看護専門看護師としての役割を学ぶ
（実習期間は、トータル2週間程度）

＜指導の受け方について＞
1.　学生は、臨床で老人看護専門看護師につき，その活動内容を具体的に知ると共に活動の一部に参画し，指導・評価を受ける。
2.　学生は大学で指導教員に実習内容を報告し，課題や展望について指導を受ける。

【病院での実習内容】
1. 老人看護専門看護師が持っている専門知識と介入技法が，臨床場面にどのように生かされているのかを学ぶ。
2. 老人看護専門看護師がより質の高いケア実践をめざし，多職種との連携やチームの中でどのようなリーダーシップを取っているのかを学ぶ。
3. 老人看護専門看護師と共に病棟のカンファレンスに参加し，コンサルテーションや教育の実際を知るとともに，その一部に学生自身も参画する。

【事例検討会において】
老人看護学領域が主催する事例検討会（老人看護事例検討会，認知症看護事例検討会）に参加し，提供された事例の分析を行った上で意見交換を通して建設的な意見を述べる。また指導教員と共に，事例検討会の運営の仕方やファシリテーター機能を考えた上で，事例分析能力や施設スタッフに対するコンサルテーションならびに教育的機能を養う。

＊生成AIをレポート作成で用いることは禁止するが，トピックに関する事前学習・事後学習に利用することを許可する。ただし、生成 AI が生成する情報には誤りが含まれていることを 十分理解し，テキストや参考図書，その他の文献と照らし合わせながら利用すること。

適宜，提示します。

中村美鈴，江川幸二監訳（2017）：高度実践看護統合的アプローチ、へるす出版

【事前学習】実習医療機関の病院概要をHPや当該病院の高度実践家や管理者が発表している実践報告などから調べた上で，高齢患者に生じている／生じるリスクがある療養上の課題等をまとめる。また，実習が展開する中で，老人看護専門看護師が対応するケアの理解を深めるための準備学習を行う（各日、2〜3h程度）。
【事後学習】習中に老人看護専門看護師や臨床家から指導を受けたことを振り返り，翌日の実習課題を明確にする（各日、2h程度）。

＜指導の受け方について＞
1.　学生は、臨床で老人看護専門看護師につき，その活動内容を具体的に知ると共に活動の一部に参画し，指導・評価を受ける。
2.　学生は、大学で指導教員に実習内容を報告し，課題や展望について指導を受ける。

【病院での実習内容】
1. 老人看護専門看護師が持っている専門知識と介入技法が，臨床場面にどのように生かされているのかを学ぶ。
2. 老人看護専門看護師がより質の高いケア実践をめざし，多職種との連携やチームの中でどのようなリーダーシップを取っているのかを学ぶ。
3. 老人看護専門看護師と共に病棟のカンファレンスに参加し，コンサルテーションや教育の実際を知るとともに，その一部に学生自身も参画する。

【事例検討会において】
老人看護学領域が主催する事例検討会（老人看護事例検討会、認知症看護事例検討会）に参加し，提供された事例の分析を行った上で，意見交換を通して建設的な意見を述べる。また指導教員と共に，事例検討会の運営の仕方やファシリテーター機能を考えた上で，事例分析能力や施設スタッフに対するコンサルテーションならびに教育的機能を養う。

・実習場において，老人看護専門看護師から直接，老人看護実践の質を上げるために必要な実践やアプローチについて指導を受ける。また，老人看護や認知症看護の事例検討会を通して他医療機関の実践家が抱える課題の実情を知るとともに，改善に向けたコンサルテーション・教育的関与方法を検討する。

成績評価の基準
　臨床における老人看護専門看護師の役割や機能、他職種との協働やリーダーシップの取り方、臨床への還元・循環の方法について学べた者に単位を授与する。
　実習目的・到達目標に記載する能力（知識・技能，思考力，判断力，表現力等）の到達度に応じて，S（90点以上），A（80点以上），B（70点以上），C（60点以上）により成績評価のうえ，単位を付与する。
成績評価の方法
　レポート（50%），実習内容（50％）を基準として，実習態度（積極的関与、質問等）を含めて総合的に評価する。

・実習期間中は実習内容を老人看護専門看護師の下で振り返り，到達目標に不足している点を課題として提示する。
・実習期間内の帰校日は、実習報告に基づき，指導教員と臨床における老人看護専門看護師の看護実践の臨床への還元・循環のされ方について意見交換し、講評を示す。

学生の到達度によっては、追加実習を検討する。

臨床や地域社会での老人看護実践の経験があり，老人看護領域の研究や高度老人看護実習の指導を担当かつ，老人看護の学問体系を教授できる教員が講義・討議を担当するため，実践的教育に該当する。