教員名 : 高見 美保
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授業科目名
看護学特別研究Ⅱ(老人看護学)
(英語名)
Advanced Research in Gerontological -Nursing 2
科目区分
ー
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ANNMN6MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
高見 美保
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
随時アポイントメントを取ってください。高見美保(8F)研究室で対応します。
連絡先
高見美保:miho_takami@cnas.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
4◎/5◎
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】
老人看護領域における特定の研究課題に適した研究デザイン,研究方法論を選択し,研究計画案を作成する。 【到達目標】 1. 研究課題、研究目的,研究方法について整合性ある研究計画書が作成できる。 2. 研究を進めるにあたり,必要なフィールド選択と対象者のリクルート方法やデータ収集の手順について,順を追ってまとめることができる。 授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:研究課題、研究計画書
講義内容・授業計画
老人看護学特別研究Ⅰで実施した文献検討をもとに、以下のことを行う。
1, 2:研究課題の明確化 焦点をあてたい看護現象を事例や文献に基づき記述し,多方面からその成り立ちについて検討を加える。その後,研究課題を明確にする。 3, 4, 5:研究デザイン・研究方法の決定 明確化した研究課題の探求に適切な研究方法を検討し,選定する。また,研究課題から研究デザインを精錬させていく方法について,論文クリティークなどを通して学ぶ。 6,7,8:データ分析方法の決定 担当教員の指導の下,学生が選定した研究方法に必要な分析方法を決定し,模擬データを用いて実際に分析をしてみる(量的データ/質的データ) 9, 10:研究協力者のリクルート方法と研究に必要な倫理的配慮の検討 人を対象とした研究をする上で,倫理的配慮に基づくリクルート方法やフィールド調整,,究協力の説明の仕方と同意書を取る際の配慮等について検討を加える。 11, 12:研究計画書の作成方法を学ぶ 今までの検討事項や学習をふまえ、研究課題から研究計画書を作成するプロセスを学び,整合性のある研究計画書を作成する。 13,14 :老人看護領域における研究知見の不足と発展について検討する 作成した研究計画書をもとに,老人看護領域における自身の研究内容の位置づけを確認するとともに,不足している研究知見や求められる研究資料について検討する。 15:まとめと評価(到達度の確認) *生成AIをレポート作成で用いることは禁止するが,授業トピックに関する事前学習・事後学習に利用することを許可する。ただし、生成 AI が生成する情報には誤りが含まれていることを 十分理解し,テキストや参考図書,その他の文献と照らし合わせながら利用すること。 教科書
適宜、提示します。
参考文献
高木廣文、林邦彦著(2006):エビデンスのための看護研究の読み方、進め方、中山書店
中山和弘(2018):看護学のための多変量解析入門、医学書院 ウヴェ・フリック(著)、小田博志(監訳)(2011):新版 質的研究入門、春秋社 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】学生は,研究計画書の作成ステップに必要な文献検討,関連書籍や報告書の読み込み(各指導回前に3〜4h程度)を行う。
【復習】学生は,研究計画書作成ステップに際して指導内で受けた講評と課題に取り組み,次の作成ステップに進むための書面記述を続ける(各指導後に3~4h程度)。 *予習,復習を繰り返しながら、修士論文研究計画書の作成を目指す。 アクティブ・ラーニングの内容
・研究課題の焦点化に際して必要な場合は,テーマに関連したフィールド調査や当該フィールドの専門家の助言を受けることがある。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
老人看護領域における特定の研究課題に適した研究デザイン、研究方法論を学べた者に対し,講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能,思考力,判断力,表現力等)の到達度に応じて,S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。 成績評価の方法 提出資料・研究計画書(80%),プレゼンテーション内容(20%)を基準として,受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
・研究課題に即したプレゼンテーションや研究計画書作成を目指して作成した資料に対して,指導と講評を面談指導時に返す。
履修上の注意・履修要件
研究計画書の作成、研究の実施に関する指導は,学生の進捗状況に合わせてグループでも行っていく。指導日程や時間については、適宜調整する。
実践的教育
臨床や地域社会での老人看護実践の経験があり,老人看護領域の研究指導を担当し,かつ,老人看護の学問体系を教授できる教員が講義・討議を担当するため,実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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