教員名 : 工藤 美子
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授業科目名
ウイメンズヘルス
(英語名)
Women’s Health
科目区分
ー
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
工藤 美子
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標5
オフィスアワー・場所
12:20~12:50・工藤研究室
連絡先
yoshiko_kudou@cnas.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
3◎/1〇/2〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】
リプロダクティブヘルス/ライツを理解し、各ライフステージ(思春期・成熟期・更年期・老年期)にある女性の生活反応や健康状態を査定するために必要な生殖内分泌の変化とそれにより生じる身体的な特徴ならびに人間発達学的特性から、各期に生じる健康課題や問題に対処するために提供されている女性医療や保健政策等を理解し、提供されている看護を含む医療や政策について検討し、適切な医療や看護を提供する力を養う。 【到達目標】 1.リプロダクティブヘルス/ライツを説明できる 2.各ライフステージ(思春期・成熟期・更年期・老年期)にある女性の生活反応や健康状態を生殖内分泌の変化や発達学的特性から説明でき、健康課題・問題を査定できる。 3.各ライフステージにある女性の健康問題、課題を解決するための支援方略について説明することができる。 授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:リプロダクティブヘルス/ライツ、健康、生殖内分泌、看護支援、女性医療
講義内容・授業計画
【講義内容】
ゼミ形式で面接授業により展開するが、一部遠隔授業を取り入れる。提示する参考文献リスト等から関連する文献を読み解き、各授業のテーマに合わせて事前学習し、女性の健康について検討する。 【授業計画】 1.リプロダクティブヘルス/ライツの概念と女性の自己決定権(工藤) 概念の理解とこどもを産む、産まない選択について 2.女性の身体的特徴(工藤) 性分化の過程から女性の解剖学的特徴、生殖内分泌の生理的影響と女性の周期的リズムや身体的特徴 3.思春期女性の健康(工藤) 思春期女性の身体的特徴と月経・月経痛に対する支援の検討 4.セクシャルヘルスと包括的性教育(工藤) 【改訂版】ライフサイクルに伴うセクシャルヘルスを理解し、国際セクシュアリティ教育ガイダンスを読み解く 5.不妊症と女性の健康(名桜大学 阿部 正子先生)(遠隔授業:ライブ配信型授業) 医学的診断と治療の実際、女性や家族の体験、社会的支援等の検討 6.更年期女性の健康(工藤) 更年期女性の身体的特徴と更年期関連症状への支援の検討 7.老年期女性の健康(高見美保先生・工藤) 老年期女性の女性の骨粗鬆症に起因する女性のリスクや認知症高齢者の特性と支援の検討 8.家族計画と避妊方法(工藤) WHOがFamily planning/contraception methodsとして提示している避妊方法の検討 9.人工妊娠中絶と支援(工藤) 人工妊娠中絶をうける女性の健康と支援の検討 10.ペリネイタルロスを経験する女性と家族の支援(能町) 11-12.がんの罹患と女性の健康(川崎優子先生・工藤) 女性特有のがんの治療と女性の健康支援の検討 13.ヘルスプロモーションと生涯を通じた女性の健康を守る保健政策(工藤) ヘルスプロモーションの概念理解と日本の保健行政の検討 14.労働と女性の健康(工藤) 男女共同参画社会基本法、男女雇用機会均等法、労働基準法、育児休業・介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律からみた女性の健康の検討 15.ウィメンズヘルスと高度実践看護師の役割(吉森母性看護専門看護師・工藤)(遠隔授業:ライブ配信型授業) 日本の女性の健康を支援する高度実践看護師の役割の検討 この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。 教科書
各授業に関連する文献等を必要時提示する
参考文献
【改訂版】国際セクシュアリティ教育ガイダンスhttps://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000374167/
WHO/Family planning/contraception methods https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/family-planning-contraception Women’s Health Care in Advanced Practice Nursing, 2nd Edition, Springer Publishing Company OC・LEPガイドライン(低用量経口避妊薬・低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬ガイドライン)2021年度版、日本産科婦人科学会/日本女性医学学会 産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023、日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会 小児、思春期・若年がん患者の妊孕性温存に関する診療ガイドライン2017年版、金原出版 女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版]、日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際し、授業テーマに関連する文献等の検索と事前読み込み・プレゼンテーションの準備(15h)
【復習】各授業テーマの理解を深めるために、講義内容の振り返り(15h) アクティブ・ラーニングの内容
学生のプレゼンテーションをもとに、ディスカッションする。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
各ライフステージ(思春期・成熟期・更年期・老年期)にある女性の生活反応や健康状態を生殖内分泌の変化や発達学的特性を理解し、女性の健康問題、課題を解決するための支援方略を説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 プレゼンテーション50%、講義終了後に提出するレポート50%(レポートの課題は講義初回に提示する)を基準として、授業の参加度を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートは、それぞれにコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
・授業中に指示した課題や事前・事後学習はもとより、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
・面接授業を基本とするが、学外講師による講義は一部遠隔授業で行う。遠隔授業(ライブ配信型授業)は、大学で受講するが、自宅等で遠隔授業を受講する場合、授業を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合がある。 実践的教育
女性の健康支援の実績を有する教員が教育することから、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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