シラバス情報

授業科目名
小児高度実践看護実習Ⅰ
(英語名)
Advanced Practicum in ChildHealth Nursing Ⅰ
科目区分
看護学研究科
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA5
単位数
3.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度後期
担当教員
丸 光惠
所属
看護学研究科博士前期課程
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
必要時アポイントメントをとってください
連絡先
丸 光恵
mitsue_maru@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎/3◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【実習目的】
臨床において,小児の看護ケアを包括的に検討し、複雑なニーズを持つ小児と家族に対して卓越した看護実践を行う能力を獲得する。
【到達目標】
・解決困難な課題を抱える小児・家族に対して、小児リエゾンとしてその状況の本質を分析し、エビデンスを元にした関わりをについて説明できる。
・質の高い看護を実践するために倫理的な観点も含め、対象者・家族・専門職チームとともに、看護ケアの方向性を見いだすプロセスについて説明できる。
・医療を必要とする小児に対する多様な医療提供モデルやその実践の特徴を理解し、看護実践の相違や共通性について説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード
小児 家族 高度実践看護 倫理調整 リエゾン
講義内容・授業計画
卓越した実践能力を獲得するための授業計画について、指導教官と共にこれまでの経験も踏まえ、必要な実習計画を立案し、適切なフィールドの選択、交渉を含めて実習場所を確保する。

1.実践機能
複雑なニーズを持つ小児と家族に対して質の高い看護を実践する。解決困難なケースの問題の本質を分析して、小児や家族への直接的ケアに関わる。各学生の選択する領域において、解決困難とされている事例を受け持って継続的に関わり、他の看護師との協働を含めてケアを行いながら習得する。
実習Ⅰでは、直接的ケアと場を把握する方法の習得に努め、実践を行うためのケア環境アセスメントにも重点を置いて進める。どのような方法を持って実践するかという検討を行い、5例以上の結果を報告する。(なお、1例は在宅支援の事例を含む。)
2.倫理調整(実践上の倫理的課題)
看護実践を行う際に、それぞれの活動や関わりの中に生ずる倫理的状況について確認し検討を加え、倫理的実践に勉め、必要時、調整を行う。それぞれの実践場面で、出会った実践上の倫理的課題について報告書する。

・実習計画の立案:実習施設は、小児リエゾンとしての実践を想定し、基本的に小児専門病院とするが、必要に応じて、病棟の選択を考慮する。後期期間中の実習の日程計画を立てる。主に毎週金曜日をその時間に当てて行うが、各自の必要に応じて実習時間を確保する。また、訪問看護ステーションや重症心身障害児施設、特別支援学校等の在宅支援が必要小児と家族への直接的ケアについては別途時間の確保を行う。必要な追加時間の確保は各自行う。

・基本的実習の方法:解決困難とされている症例について継続的に関わり、他の看護師との協働を含めてケアを行う。この際にチーム医療下で行われている状況において、受け持ち児のケアを中心に他職種との関わりを持つ。個々の経験に応じ、視野を拡大できる小児看護提供の場を選択し実習する。

・スーパービジョン:計画や実施状況について教員を交えて実習の進捗状況並びに疑問点、倫理的分析等について定期的に討議検討する。また、実践の場でのCNSや管理者からも意見を聞き活動に役立てる。個人スーパービジョンについては、各自アポイントメントをとって時間を確保する。

・報告提出:実践機能の実習についての結果を報告する。直接的ケアと場を把握する実習を行った事例について、専門看護師認定試験申請書様式に則って5例以上の結果を報告する。なお、1例は在宅支援の事例を含む。
教科書
適宜提示する
参考文献
適宜提示する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
実習内容の振り返り・記録・活動計画立案・実践レポートの作成 30h
アクティブ・ラーニングの内容
主体的に実習・演習内容を検討し、臨床現象の中から課題を見出す。
課題解決のために、学内外のリソースを活用して活動計画を立案する。
実践結果を発表し、ディスカッションを通してリフレクションを行い、自己と対象者・現象の新たな課題を見出す。
成績評価の基準・方法
目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じて総合的に判断し、SからDまで成績を与える。

経過報告および質疑応答・ディスカッション 80%
報告書の内容 20%
課題・試験結果の開示方法
実習施設においてカンファレンスを開催し、適宜フィードバックを行う。また必要時、個別面談を行う。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
小児看護実践および研究経験を有する教員により実践的・理論的教育を行なう。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。