シラバス情報

授業科目名
災害看護対象論
(英語名)
Disaster Nursing for Vulnerable-Populations
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
増野 園惠、渡邊 聡子、大野 かおり、武用 百子、三宅 一代
所属
地域ケア研究所
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標11/目標17
オフィスアワー・場所
火曜日〜木曜日(9:00-18:00)・地域ケア開発研究所2階研究室
連絡先
sonoe_mashino@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
4◎/3〇/5〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
災害サイクルの各期の特徴と保健医療分野における災害対応の体制を概観し、災害時の看護の役割について理解を深める。また、災害が人々の心身に与える影響や生活を理解するとともに、脆弱性を有し災害時に傷つきやすい対象(小児・妊婦褥婦・在宅療養者など)がもつ健康ニーズや看護介入(ケア)について検討する。
【到達目標】
①災害が人々の健康に与える被害について説明できる。
②災害時の保健医療活動に関連する法律や体制について説明できる。
③災害時要配慮者が持つ健康ニーズと看護ケアについて説明できる。
④災害による心理的影響と回復過程、被災者および援助者のこころのケアの要点を説明できる。
⑤災害が人々の健康に与える影響を低減するために自身の立場でできることを明確にできる
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:対象者の特徴に合わせた災害時看護支援を構築できる思考力を身につける看護支援論
キーワード:災害時要配慮者,災害時の健康課題,看護支援
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、災害時の看護の役割についての理解を深め、学生が将来それぞれの立場で災害健康危機管理に関わるための基盤を養うことができるよう、基本的知識を概観・開設した後、看護の対象となる主な災害時要配慮者ごとに健康問題の特徴とそのケア、そして災害時のこころのケアについて、各領域の専門家が講義する。
【授業計画】
1.オリエンテーション(増野園惠)
2.保健医療分野における災害対応の基礎(増野園惠)
3.災害時の看護の役割(増野園惠)
4.健康危機管理:災害と地域看護活動(増野園惠)
5.障がい者と災害(増野園惠)
6.慢性疾患患者と災害(増野園惠)
7.在宅療養者と災害(大野かおり)
8.妊産褥婦と災害(渡邊聡子)
9.こどもと災害(三宅一代)
10.高齢者と災害(増野園惠)
11.外国人と災害(増野園惠)
12.災害時のこころのケア(1)(武用百子)
13.災害時のこころのケア(2)(武用百子)
14.災害支援者のケア(増野園惠)
15.まとめ−災害支援机上シミュレーション−(増野園惠)
*授業内容の順番は変更される可能性があります。

*この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
指定なし。
参考文献
酒井明子・増野園惠編(2023).災害看護:看護の専門知識を統合して実践につなげる 改訂第4版,南江堂
南裕子・山本あい子編集(2007).災害看護学習テキスト、日本看護協会出版会
南 裕子編(1995).そのとき看護は.日本看護協会出版会
山本あい子他(2005).21世紀COEプログラム「ユビキタス社会における災害看護拠点の形成」2年間活動報告書(平成15年‐16年度)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】各講義に関連して事前に指示する資料を読み、各自で関連資料を検索収集し要点をまとめ(25h),プレゼンテーション準備(5h)
【事後学習】小レポート作成(3回,9h),最終レポート作成(6h),配布資料・講義資料の読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
講師・ゲスト講師を交えたディスカッション,各回5人程度でのグループ討議と発表,プレゼンテーション(各自1回)および最終回での机上シミュレーションを予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、表現力)の到達度に応じてSからCまで成績で評価し、単位を与える。
【成績評価の方法】
レポート80%・講義でのディスカッションへの参加・貢献度(積極的な発言等)20%を基準として総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小レポートおよび最終レポートにはコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
講義の順番は一部変更になる可能性があります。また、一部2コマつづきで開講する場合があります。詳細の授業日程は、授業初日に説明します。履修前にスケジュールを確認したい場合は、担当教員までメールで連絡をください。
実践的教育
各教員がこれまでの看護実践活動を踏まえて講義を行い、実践の課題と議論することから、実践的教育に該当する。
備考
本科目は、減災復興政策研究科の学生とともに履修する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。