教員名 : 増野 園惠
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授業科目名
災害グローバル看護実践論
(英語名)
Disaster Nursing Practice with Global Perspecti
科目区分
ー
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ANNMN6MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
増野 園惠
所属
地域ケア開発研究所
授業での使用言語
その他言語
日本語と英語の両方を用いる
関連するSDGs目標
目標3/目標16/目標17
オフィスアワー・場所
火曜日〜木曜日・地域ケア開発研究所2階研究室
連絡先
sonoe_mashino@cnas.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
5◎/3〇/4〇
全学DP
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教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
災害リスクは、ハザード(Hazard)への曝露(Exposure)と脆弱性(Vulnerability)、対応力(Capacity)の関係で示される。地球温暖化や都市化、人々や情報の移動の迅速化・グローバル化、社会的格差など、地球規模での様々な課題が災害リスク削減に関連しており、災害への取り組みはグローバルな課題である。本科目では、国内外での災害看護の取り組みや課題を概観し、災害看護/災害健康危機管理をグローバルな視点から検討し理解を深め、災害リスクマネジメントへのグローバルかつ学際的なアプローチとその中での看護の役割を検討する。 【到達目標】 1.災害看護/災害健康危機管理の課題をグローバルな健康課題との関連で議論できる。 2.災害健康危機管理の課題にグローバル社会がどのように対応しているのか、そのメカニズムと課題を説明できる 3.グローバルな災害リスク削減への取り組みにおける看護の役割や今後の可能性について分析できる 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:災害看護の視点からグローバルな健康課題を分析する能力を身につける
キーワード:グローバルヘルス,災害健康危機,看護支援,国際協力 講義内容・授業計画
【講義内容】
災害の世界的動向を最新データ・知見を元にレビューし、国際的な枠組みでの災害対応や災害による健康課題や関連する人道上の課題について既存のレポートや資料から検討し、他国の災害看護/災害健康危機管理の取り組みについて他国の研究者等からの報告を元に議論する。学生は、関心のあるテーマを定め、データや資料探索を行い、授業でプレゼンテーションを行い、他の学生と議論を通して理解を深める。 【授業計画】 1.オリエンテーション:災害とは、災害看護とは 2.世界の健康課題/災害の動向 3.災害リスク/人道問題 4.グローバル社会の災害対応 5.日本による災害時国際支援 6.他国における災害対応・災害看護:インドネシア(オンライン) 7.他国における災害対応・災害看護:中国(オンライン) 8.他国における災害対応・災害看護:モンゴル(オンライン) 9.他国における災害対応・災害看護:フィリピン(オンライン) 10.他国における災害対応・災害看護:ネパール(オンライン) 11.災害と健康課題/人道問題①(学生によるプレゼンテーション) 12.災害と健康課題/人道問題②(学生によるプレゼンテーション) 13.災害と健康課題/人道問題③(学生によるプレゼンテーション) 14.災害看護におけるCultural Care Competencies 15.まとめ *生成系Aiの利用については教員の指示に従うこと課題レポートの作成や事前・事後学習にあたり、事例検索、翻訳等補助的に生成系AIを使用してもよい。しかし、生成系AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。 教科書
Wisner, Ben, Adams, John & World Health Organization. (2002). Environmental health in emergencies and disasters : a practical guide / edited by B. Wisner, J. Adams. World Health Organization. https://apps.who.int/iris/handle/10665/42561
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】授業に際して指示する資料を読み・要点をまとめる(20h)。各自で分担した課題について調査・探究しプレゼンテーションを準備する(10h)
【事後学習】学習した内容の要点と他者のプレゼンテーションに対するフードバックをレポートとしてまとめる(20h)。最終レポートを作成する(10h) アクティブ・ラーニングの内容
事前・事後学習に基づき、プレゼンテーションと講師を交えたディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、表現力)の到達度に応じてSからCまでの成績で評価し、単位を与える。 【成績評価の方法】 プレゼンテーション40%、クラスでの議論への参加・発言30%、最終レポート30%で総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
プレゼンテーションに対しては授業の中で直接フィードバックし、レポートにはコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
災害看護学領域の学生は、災害看護学総論、災害看護対象論および災害看護フィールドワークⅠ~Ⅲのいずれかを履修していること。
本科目は災害看護5大学コンソーシアム協定によって提供されるコンソーシアム科目である。特別聴講学生として履修を希望する者は、事前に担当教員にメールで連絡をすること。 授業では英語と日本語の両方を用いる。海外からのゲストスピーカーの講義はオンラインで配信され、基本的に英語のみを使用し通訳はつかない。英語での講義を理解でき、質疑応答に英語で参加することを求める。 特別聴講学生がいる場合には、ハイフレックス型授業となる。 実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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