シラバス情報

授業科目名
災害看護学特論
(英語名)
Disaster Nursing Theory and Practice
科目区分
専門領域科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNDN7MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
増野 園惠
所属
地域ケア開発研究所
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標11/目標16
オフィスアワー・場所
火曜日〜木曜日・地域ケア開発研究所2階研究室
連絡先
sonoe_mashino@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎/4◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
災害看護学領域における諸課題に焦点をあて、看護学や関連する他の学問分野の諸理論や災害時健康危機管理の枠組み、先行研究からの系統的な検討を元に、災害看護の本質を探究する。また、災害看護に必要な理論は何かについて探究し、自ら気になる現象を理論化する方法を思索する。
【到達目標】
1.災害看護の課題を取り巻く哲学的、理論的背景を明確にし、災害看護学の理論的発達の現状・課題と展望について論じることができる。
2.災害看護学領域における優先的な研究課題を根拠をもって説明できる。
3.博士論文として取り組む研究課題を提示できる。


授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:災害看護学の理論基盤を説明する能力を身につける
キーワード:災害看護、災害健康危機管理、理論基盤、理論構築、概念分析
講義内容・授業計画
【講義内容】
授業は対面によるゼミ形式で行う。関連する文献等を事前に検討し、学生による課題のプレゼンテーションの後、討議を行う。
【授業計画】
1.災害看護、災害看護学とは何か
2.災害看護に関連する概念や理論
3.災害看護に関連する概念や理論の探究(1):ケアとキュア、看護
4.災害看護に関連する概念や理論の探究(2):人間の安全保障
5.災害看護に関連する概念や理論の探究(3):危機理論
6.災害看護に関連する概念や理論の探究(4):Transition理論
7.災害看護に関連する概念や理論の探究(5):学生が選択した概念・理論
8.災害看護に関連する概念や理論の探究(6):学生が選択した概念・理論
9.災害看護学分野、災害健康危機管理における優先的研究課題
10.災害看護学分野、災害健康危機管理における研究ガイダンス
11.関心のある災害看護現象を記述する
12.関心のある災害看護現象の中の概念
13.関心のある災害看護現象に関連する既存の理論
14.研究テーマと課題、研究疑問
15.まとめ

*生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良い。しかし、生成系AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。

教科書
Meleis, AI (2017). Theoretical Nursing: Development and Progress Sixth Edition, Wolters Kluwer,  ISBN/ISSN 9780060000424
参考文献
Fawcett, J./太田喜久子・筒井真優美(2008)フォーセット看護理論の分析と評価(新訂版),医学書院
アン・マリナー・トメイ,マーサ・レイラ・アリグッド/都留伸子(監訳)(2004)看護理論家とその業績第3版,医学書院
・その他の参考文献については授業の際に提示する。

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】各講に関連して指示する資料を読み要点をまとめる(20h)、関連する資料を独自に探索収集し読んでくる(10h)
【事後学習】理解を深めるために追加資料を探索収集し、読み、課題をまとめる(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
事前・事後学習に基づくプレゼンテーションと講師を交えたディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、表現力)の到達度に応じてSからCまでの成績で評価し、単位を与える。

【成績評価の方法】
事前課題の遂行度、毎回の授業でのプレゼンテーションと議論への参加、課題レポートの達成度から総合的に判断する。
課題・試験結果の開示方法
授業の中で都度のフィードバックを与え、レポートはコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
特になし
実践的教育
該当しない
備考
履修学生が少数の場合は、一部オンライン(同期)での授業を行う場合がある。

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。