シラバス情報

授業科目名
シンクロトロン放射光工学
(英語名)
Radiated ray by synchrotron engineering
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
対象学生
工学部
学年
4年
ナンバリングコード
HETBL4MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
春山 雄一、天野 壮、橋本 智、原田 哲男、渡邊 健夫、鈴木 哲、中西 康次、神田 一浩
所属
高度産業科学技術研究所
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・担当者居室・授業終了時
連絡先
haruyama@lasti.u-hyogo.ac.jp(春山)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的
放射光を用いた先端産業利用に対する知見を深めるために,基礎知識に関する講義を受講した後に,放射光実験の課題に取り組む。受講者は,放射光科学のリテラシー修得により,放射光科学の広い研究分野を見渡すことができるようになることを目的とする。そのために講義と実習を通して放射光実験技術を修得しながら放射光の特性とそれがどのように産業利用されているかを説明できることを授業の中心テーマとする。

到達目標
①放射光の発生の原理、②X線と物質の相互作用によって起こる吸収、発光等の現象のメカニズム、③強力な光である放射光を用いることでどのような研究開発・産業利用が可能になったかを説明できる。

授業のサブタイトル・キーワード
シンクロトロン放射光
講義内容・授業計画
講義内容
放射光の発生原理と発生原理に基づく特徴、それぞれのエネルギーの電磁波と物質の相互作用、放射光を利用するためのビームラインなど共通基礎的な説明を行った上で、放射光利用の大きな柱である、電子材料分析、マイクロマシニング、EUVリソグラフィーなどについての講義を行う。

講義予定スケジュール
第1講 オリエンテーション、放射光の特徴と利用
第2講 放射光発生原理と電子ビーム加速器(I)
第3講 放射光発生原理と電子ビーム加速器(II)
第4講 ビームライン真空光学技術 
第5講 先端半導体用超微細加工技術  
第6講 光伝送技術と多層膜の反射率測定
第7講 光電子分光法(基礎編)
第8講 光電子分光法(応用編)
第9講 X線吸収分光・発光分光(I)
第10講 X線吸収分光・発光分光(II)  
第11講 放射光顕微分光・イメージング
第12講 量子ビームを利用した全構造分析
第13講 表面改質 
第14講 レーザーコンプトンガンマ線(I)
第15講 レーザーコンプトンガンマ線(II)

(注)授業の進捗や放射光施設ニュースバルの運転状況等で、講義の順序や内容の一部が変更になることもあります。

生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
特に指定しない。
参考文献
講義中に紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み(15h)
【復習】レポート作成(5回、10h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・オンデマンド教材を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・達成目標に記載する達成度に基づき,S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。

【成績評価の方法】
各講義毎で小テストあるいはレポート課題を与え、それぞれの小テストおよびレポートの合算で成績評価を行う。
課題・試験結果の開示方法
適宜、講義中に課題・レポートについての結果についてフィードバックを行う。

履修上の注意・履修要件
特にありません。

実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。