シラバス情報

授業科目名
基礎電気電子計測
(英語名)
Fundamentals of Electric and ElectronicMeasurements
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
2年
ナンバリングコード
HETBL2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
古賀 麻由子
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
講義終了後・B317
連絡先
koga@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
「計測」は様々な現象から物理量を抽出する極めて重要な技術である。講義では測定単位の基本、測定誤差、統計的処理などの計測の基礎を学ぶとともに、各種計測器の基本的な動作原理について学ぶ。
本科目は教育職員免許法施行規則に定める「工業の関係科目」に該当し、DPにある工学専門知識の習得に不可欠な科目である。

【到達目標】
講義を通して、測定単位の基本、測定誤差、各種計測器の基本的な動作原理等を理解し、統計的処理を行えるようになる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:計測器を理解し、データを適切に扱うための力を身に着ける
キーワード:統計処理、電気計測、アナログ計測
講義内容・授業計画
【教育内容】
講義では測定単位からはじめ、測定誤差の統計的処理や誤差伝搬等の計測の基礎を学習する。さらに、電気計測の基本である電圧、電流の計測や電力の測定について学習することで、基本的な電気電子計測機器を理解する。

【授業計画】
1.誤差
2.平均、偏差、分散
3.有効数字と単位
4.最小二乗法
5.誤差伝搬
6.デシベル、オシロスコープ
7.周波数、位相
8.雑音
9.指示計器
10.正弦波
11.抵抗の測定と直流電力測定
12.交流電力測定
13.波動応用計測
14.これまでの復習と演習
15.電気電子計測応用(最先端研究事例紹介)

一部の講義がオンライン講義となる可能性がある。その場合は事前に周知する。通信等受講状況に不安がある場合は、その時点で教員または学務所轄課に相談すること。
教科書
適宜資料を配布する
参考文献

「大学課程基礎コース 電気・電子計測」 大浦 宣徳, 関根 松夫(著) オーム社/(株)昭晃堂

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前】配布資料をダウンロードして閲覧し、講義で得られる知識の概要を把握する。特に知りたい点、疑問に思う点を洗い出す(30h)。
【事後】講義内容の理解を深め定着させるために配布資料を読みかえす(30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
各回で演習問題を自分で解いた後に近くの席の学生同士で解答を確認し、議論する時間を設ける。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
基本的な電気電子計測機器について理解し、データの統計的解析処理ができる者に単位を授与する。
理解の到達度に応じてSからCまで成績を与える。
課題の作成に際して、生成系 AI を使用したことが判明した場合は、単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

【成績評価の方法】
定期試験を基準として、受講態度を含めて総合的に判断する。
課題・試験結果の開示方法
演習問題は、原則次の講義内で解説する。
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。

履修上の注意・履修要件
関数電卓を持参すること。

授業欠席の際には必ず教員に連絡し、後日証明書(病気怪我の場合は診断書、病院の領収書、忌引きの場合は会葬礼状等(いずれもコピー可))を提出してください。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。