シラバス情報

授業科目名
電気系基礎実験Ⅱ
(英語名)
Experiments of ElectricalEngineering and Computer Sciences II
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
工学部
学年
2年
ナンバリングコード
HETBL2MCA4
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実験 (Experiment)
開講時期
2024年度後期
担当教員
森本 佳太、岡田 翔、森 英喜、中嶋 誠二、神田 健介、藤井 俊治郎、礒川 悌次郎、森本 雅和、有川 敬、瀬戸浦 健仁、大里 辰希、藤谷 海斗
所属
工学研究科(電気電子情報工学)
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9
オフィスアワー・場所
随時・各担当教員居室(事前に連絡することが望ましい)
連絡先
el-exam2@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
電気系エンジニアとして必要不可欠な実験技能、データ整理に関する基礎的および実践的知識・技術を獲得する。実験を通じて各種計測器の取り扱い方、安全な作業環境、基本的計測法に関する知識・概念を学習する。設計・製作を通じて、それらの特性を理解する。また、基礎的電気、物理現象に係わる体験的知識を修得する。
【到達目標】
・基本的な電気、物理計測方法を理解し、適切な計測器を正しく取り扱うことができる。
・基礎的な電気・物理現象について、体験的な知識を習得し、理論と対応して説明することができる。
・実験で得られたデータなどの整理方法、解析方法を学習し、的確な技術的レポートを作成することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル
電気系エンジニアに必須の基礎技術を身に着けるための実験
キーワード
電気回路、交流回路、電子回路、トランジスタ、ハンダ付け
講義内容・授業計画
【講義内容】
本科目は主に1年次前期科目「電気回路基礎」及び1年次後期科目「電気回路Ⅰ」、「電気回路演習」の交流回路の実験、及び2年次後期科目「電子回路Ⅰ」のトランジスタの実験である。数人の班にわかれ、班ごとに共同で実験を行い、データは、それぞれ個人でまとめ、レポートとして提出するため、パソコンの使用が必要となる。第4回目以降の各テーマは実験内容を理解するための事前課題(プレレポート)および実験が含まれる。実験終了後各テーマの実験レポート(本レポート)を作成し提出する。なお、実験テーマは実施に当たり変更となる場合がある。

【授業計画】
下記の内容を15週にわたって実施する。
第1回 ガイダンス・安全教育
第2回 ハンダ付け実習
第3回 オシロスコープ・発振器の使い方
第4回-第5回 交流回路の基礎1:周期と振幅
第6回-第7回 交流回路の基礎2:周期と位相
第8回-第9回 交流回路の基礎3:インピーダンス
第10回-第11回 交流回路の基礎4:共振現象
第12回-第13回 電子回路の基礎:増幅回路
第14回-第15回 レポート指導

当授業は、原則全ての授業を対⾯で実施する。やむを得ない事情で実験を⽋席した場合は、その⽋席者を対象とした補実験をレポート指導⽇に⾏う(⽋席に関しては「履修上の注意‧履修要件」を参照すること)。
また、当授業では学⽣本⼈がすべての課題‧レポート等を作成することを前提としているため、⽣成系AIの使⽤は不可とする。⽣成系AIを使⽤したことが判明した場合は、単位を認定しない、⼜は認定を取り消すことがある。
教科書
テキスト教材をウェブサイトで公開する。
参考文献
各実験テーマの項に記載の参考文献及びレポート作成に当たっては各自必要な参考文献を探し、参考にすること。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキスト教材の事前読み込み(5h)
【復習】レポート作成(5回、10h)
アクティブ・ラーニングの内容
随時、担当教員やティーチングアシスタントへの質問と実験班内でのディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
全テーマの実験に出席した上で、提出期限までのレポートの提出、完了期限までに全レポートの完了を条件に、基本的な電気・物理計測方法を理解し適切な計測器を正しく取り扱うこと、各テーマの趣旨が理解できていること、レポートに必要な実験結果を整然とまとめ、論理的に考察を行うことができるものに単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、計算力、表現力、説明力等)の到達度に応じてSからCまで成績を与える。
【成績評価の方法】
事前課題(15%)、実験参加度(10%)、実験レポート(75%)を基準として、総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートは、ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って提出してもらう。教員がレポートを評価し、不備がある場合にはコメントを記載して返却し、再提出してもらう。
履修上の注意・履修要件
やむを得ない事情で欠席する場合は、上記連絡先に事前に連絡すること。担当教員に証明書を提出し、補実験の指示を受けること。体調不良の場合は診断書(コピー可)または診療報酬明細書または病院の領収書を提出すること。
実践的教育
該当しない
備考
学生実験は、履修者が実験資料をよく読んで理解し、自らが考えながら実験を行い、データの取得、処理、考察、レポート作成することを通して、技術者、研究者としての実践的な基本的知識、技能を身に付けるためのものである。
対応する電気電子情報工学科の教育目標
・ 自然科学に基づいた専門分野の基礎力
・ 多種多様な分野に対応できる能力
本実験が不合格の場合、「電気工学思考型実験」、「電気工学知識探求型実験」、「電子工学実験」および「情報工学実験」を履修することはできない。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。