シラバス情報

授業科目名
電磁気学Ⅱ
(英語名)
Electromagnetism Ⅱ
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
工学部
学年
2年
ナンバリングコード
HETBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
有川 敬
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時 (要事前連絡)
連絡先
arikawa@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
電磁気学は巨視的電磁現象を統一的に説明する理論体系で、物理学、工学を支える基本的な理論の一つである。身の回りで利用されている電気電子機器や装置、その中に組み込まれている電子デバイス、システム技術や通信技術においても重要な基礎理論である。この科目では、時間変化する電界と磁界を取り扱い、電磁気学の基礎方程式であるマクスウェル方程式について講義する。そして、マクスウェル方程式に基づいて電磁波の性質を理解することを目的とする。

【到達目標】
マクスウェル方程式に基づいて電磁気現象を説明することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:電磁誘導、変位電流、マクスウェル方程式、電磁波
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、時間変化する電界と磁界がもたらす現象(電磁誘導、変位電流)について学習する。また、マクスウェル方程式に基づいて電磁波の性質について学習する。

【授業計画】
1.電磁気学の重要性
2.静電界、静磁界の復習
3.ローレンツ力、ベクトルポテンシャル
4.電磁誘導(ファラデーの法則)
5.電磁誘導(インダクタンス)
6.電磁誘導(表皮効果、渦電流、応用技術)
7.変位電流、電荷保存則
8.マクスウェル方程式
9. 電磁波
10.電磁波の偏光
11.電磁波のエネルギー
12.電磁波の反射、透過、屈折
13.誘電体と磁性体
14.物質中の電磁気学
15.まとめ
期末試験

この授業においては生成AIの利用を予定していない。
教科書
「工学の基礎 電気磁気学」松本 聡 裳華房
参考文献
「電磁気学入門」加藤 岳生 裳華房
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】教科書、参考書の事前読み込み[2h x 15回]
【復習】講義内容の復習[2h x 15回]

アクティブ・ラーニングの内容
該当しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
マクスウェル方程式を中心とした電磁気学の基本理論を習得し、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
講義中の演習問題(30%)と定期試験(70%)の合計で評価する。

課題・試験結果の開示方法
演習問題は講義時間内に解説する。定期試験に関するコメントは授業評価アンケートの教員コメント欄に記載する。
履修上の注意・履修要件
  • 講義内容は前期に開講される「電磁気学Ⅰ」と継続しているため、「電磁気学Ⅰ」の内容を理解していることが望ましい。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。