シラバス情報

授業科目名
電力発生工学
(英語名)
Electric Power Generation Engineering
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
HETBK3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
菊池 祐介
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9
オフィスアワー・場所
随時・B207研究室
連絡先
ykikuchi@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的:
電気工学分野の中核をなす電力発生技術について,これまでに確立されている水力発電,火力発電,原子力発電の基礎原理について理解する。また,近年の環境調和社会を目指したクリーンエネルギー技術についても解説する。さらに,発電した電力を需用家に供給するための変電設備について学習する。

到達目標:
・水力,火力,原子力の基本的な発電方式の原理を説明し、発電効率などの計算ができる。
・再生可能エネルギーの基本的な発電方式の原理を説明し、発電効率などの計算ができる。
・変電の原理を説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】
脱炭素社会を支える発電・変電技術
【キーワード】
水力発電、火力発電、原子力発電、再生可能エネルギー、変電
講義内容・授業計画
科目の位置づけ,教育内容・方法:
21世紀の地球環境・エネルギー問題の解決のためには高効率電気エネルギー発生・利用技術の構築が必要であり,その基礎となる発電・変電技術の理解は電気系技術者として必須となる。本講義では現在実用化されている発電・変電方式の基礎から新しい技術開発動向まで講義する。

授業計画:
1.発変電の概要
2.水力・揚水発電:発電方式と水力学
3.水力・揚水発電:水力設備
4.水力・揚水発電:水車発電機と電気設備
5.火力発電:発電方式と熱力学
6.火力発電:ボイラ,蒸気タービン
7.火力発電:タービン発電機と電気設備、中間総合演習
8.原子力発電:発電方式と核反応
9.原子力発電:炉形式とタービン発電機
10.原子力発電:燃料再処理,燃料サイクル
11.新しい発電:太陽光発電,風力発電,地熱発電
12.新しい発電:燃料電池発電,海洋発電,その他
13.変電の仕組み
14.変圧器・開閉設備
15.調相設備

生成系AIの利用:
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる
出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIに
よる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又
は認定を取り消すことがある。

教科書
「発電・変電 改訂版」 電気学会(オーム社)
参考文献
「発電工学(改訂版)」電気学会(オーム社)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストを事前読み込み(15h)
【復習】レポート課題(15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキストと授業資料を読み直し(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
該当しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
各発電方式の原理の説明、発電効率等の計算ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
受講態度(10%)、レポート課題(10%)、中間総合演習(30%)、定期試験(50%)の合計にて評価する。
課題・試験結果の開示方法
演習課題については講義中に模範解答を示す。定期試験は授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントも合わせて記載する。

履修上の注意・履修要件
電気回路,電力変換,電力輸送工学等の科目を学習しておくことが望ましい。
電気主任技術者の資格の取得を希望するものは履修を推奨する。


実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。