教員名 : 堀田 育志
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授業科目名
半導体デバイスⅠ
(英語名)
Semiconductor Device I
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBK3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
堀田 育志
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9
オフィスアワー・場所
随時・B棟B406室
連絡先
hotta@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
この講義では半導体の基本的な電子物性を学んだ上で、p−n接合とバイポーラトランジスタの動作を理解する。また、演習例題や小テストの解説により応用力を身につける。 【到達目標】 p−n接合及びバイポーラトランジスタの構造、動作を理解し、電気的特性との相互関係を説明できること。 授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】
最初に半導体の基礎的電子物性について講義した後、半導体デバイスの基礎であるp−n接合の構造、動作及び特性について演習例題の解説も行いながら詳しく講義し、半導体及び半導体デバイスの基礎について学ぶ。次にバイポーラトランジスタの構造、動作及び特性について学ぶ。講義中に小テストを行い、理解度の確認を行う。 【授業計画】 1.履修ガイダンス及び序論(講義スケジュール及び半導体の歴史、用途、動向の紹介) 2.半導体の基礎的な電子物性 3.エネルギーバンドとキャリア密度(①p型半導体とn型半導体) 4.エネルギーバンドとキャリア密度(②エネルギーバンド構造) 5.キャリアの輸送現象(①キャリアの発生と消滅) 6.キャリアの輸送現象(②キャリアの注入と連続方程式) 7.p−n接合(①p−n接合とエネルギーバンド構造) 8.p−n接合(②内部電位と空乏層及びポテンシャル分布)および中間評価 9.p−n接合(③p−n接合ダイオードの電流—電圧特性) 10.p−n接合(④トンネルダイオードとトンネル電流及びp−n接合の降伏特性) 11.バイポーラトランジスタ(①構造と基本動作及び電流—電圧特性) 12.バイポーラトランジスタ(②スイッチング特性と降伏電圧) 13.バイポーラトランジスタ(③諸特性) 14.サイリスタの基本構造と動作 15.半導体デバイス特性全体のまとめ 定期試験 生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
「現代 半導体デバイスの基礎」(岸野正剛著 オーム社)
参考文献
「半導体デバイス」(S. M. Sze著 産業図書)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して授業計画にあるテキストの部分の事前読み込み(20h)
【復習】講義中に出題する小テストの復習レポート作成(20h)、講義内容の理解を深め定着させるための講義内容の復習(20h) アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
中間評価(30点)、定期試験(50点)、小テスト(10点)、出席(10点)の合計点により、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
課題・試験結果の開示方法
小テストの内容は、講義内で解説する。中間評価および定期試験は、答案の返却または掲示にて結果を開示する。
履修上の注意・履修要件
物性論を履修しておくことが望ましい。半導体デバイスは積み上げ科目のため、今までに習った電子物性関連の基礎をおさらいしておくことと、毎回予習・復習を欠かさず行い集中して講義に参加すること。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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