シラバス情報

授業科目名
電子回路Ⅱ
(英語名)
Electronic Circuits II
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBA3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
前中 一介
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
木曜12:20〜13:00・書写B509研究室
連絡先
maenaka@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
電子回路Ⅱでは、オペアンプ回路、発振回路、変復調回路、電源回路、センサデバイス、センサ回路など、電子回路Iで取り扱った基本回路の発展として実践的・実用的な回路構成および素子について学習する。
本講義の到達目標は、1)オペアンプを中心とした応用回路の基本設計指針を理解し、2)重要な回路モジュールについての動作・特徴を理解することによって、簡単な回路を設計し、解析が行えるようになること、および3)各種のセンサデバイス・システムについて概念を把握し、原理や構造を記述できること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード
 電子素子、電子回路、オペアンプ、センサ
講義内容・授業計画
本講義では最初に電子回路の基礎を復習し、各種のオペアンプ回路、重要な回路モジュールについて議論する。後半ではセンサデバイスとその周辺回路について講述する。

電子回路の基礎、復習
 1. トランジスタの小信号等価回路とその応用回路
オペアンプ回路
 2. 差動増幅回路
 3. 理想オペアンプ
 4. 各種のオペアンプ回路 ー線形回路ー
 5. 各種のオペアンプ回路 ー非線形回路ー
帰還増幅回路
 6. 正帰還と負帰還、発振回路
電源回路
 7. 整流・平滑回路
 8. 定電圧・定電流電源、スイッチング電源
変復調回路
 9. AM、FM変調回路
 10. AM、FM復調回路
センサデバイス・システム
 11. センシングの原理
 12. 機械量センサI
 13. 機械量センサII、その他のセンサ
 14. センサインターフェイスとシステム化
 15. アドバンストトピック
定期試験

この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
阿部克也著:本質を学ぶためのアナログ電子回路入門、共立出版
別途テキストデータを配布する
参考文献
藤田博之編著:センサ・マイクロマシン工学、EEText、電気学会・オーム社
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストを事前読み込み(25h)
【復習】レポート作成(2回、10h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキストを読み直し(25h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
電子回路、特にオペアンプ回路、機能回路、センサデバイス/回路を理解したうえで、簡単な回路を設計・解析することができる者に単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力等)の到達度に応じて成績を与える。
成績評価の方法
演習、レポート(各10%)、中間試験、期末試験(それぞれ30%、50%)の内容により総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
演習、レポートは、次回講義の冒頭で間違いやすい点を中心に解説し正しい理解に資する。
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。

履修上の注意・履修要件
本講義の理解には他の科目として「電気回路Ⅰ、Ⅱ」、「半導体デバイスⅠ、Ⅱ」、「電気数学」が重要であり、特に「電子回路I」の履修は必須である。また、ディジタル回路のハード面を中心に扱い、論理機能を主に扱う「情報回路」を履修することにより、より深い理解が得られる。

実践的教育
該当しない
備考
電気、電子・情報分野の広い知識の取得とそれらの分野の知識が融合できるよう期待する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。