シラバス情報

授業科目名
材料強度学
(英語名)
Mechanical Propertiesand structureof Materials
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBK3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
土田 紀之
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
月曜日16:10〜16:40 C123室
連絡先
tsuchida@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義⽬的】
基礎材料工学Ⅲで学んだ内容をさらに深める.「材料の強さ」に関する項目を変形の基本というべき「応力」と「ひずみ」の観点から理解を深めることを目的とする.また,「材料の強さ」は材料の持つ「(微細)組織」や「作製条件」,「加工」により大きく変化する.本講義ではこれらと関係する材料の作製・製造と加工熱処理についても基礎項目を中心に取り上げる.

【到達⽬標】
機械的試験を通じて,「応力」と「ひずみ」に関する基礎項目を理解する.
熱処理や加工法の原理,特長を学び,機械的特性との関係を理解する.
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
講義内容
材料強度の基本は,材料が受ける力の大きさと変形した大きさのふたつであると言える.これらはそれぞれ「応力」と「ひずみ」として扱われる.本講義ではこの「応力」と「ひずみ」について,引張試験,弾性論,降伏等の点から講義を行うとともに,金属材料の製造工程,加工熱処理の重要性や材料強度との関係についても概説する.授業においては,講義を行う各項目についての演習問題を行う.

授業計画
1. 様々な材料試験における引張試験
2. 引張試験における「応力」と「ひずみ」
3. 弾性論における「応力」と「ひずみ」の定義
4. 弾性変形における構成方程式
5. 降伏条件
6. 結晶のすべり変形と転位
7. 転位の運動と変形応力
8. 転位運動の熱活性化過程
9. ここまでのまとめと中間テスト
10. 非破壊試験における「応力と「ひずみ」
11. 様々な工業材料
12. 熱処理の種類と材料強度の変化
13. 鋳造および溶解
14. 溶接および接合
15. 総括

⽣成系AIの利⽤:⽣成系AIの利⽤については教員の指⽰に従うこと.⽣成系AIによる出⼒結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない.⽣成系AIによる出⼒をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない,⼜は認定を取り消すことがある.
教科書
参考文献
材料科学2,C.R. バレット, W.D. ニックス, A.S. テテルマン共著 ; 井形直弘, 堂山昌男, 岡村弘之共訳 培風館
基礎から学ぶ 機械材料学,内田仁,アグネ技術センター
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】教科書事前勉強(30 h)
【復習】課題実施と復習(30 h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【評価の基準】
定期試験,レポート等で評価する.
定期試験75%,演習課題・レポート25%を基準として,受講態度を含めて総合的に評価する.
履修者は,しっかりと出席しましょう.

【⽅法】
S(90%以上),A(80%以上),B(70%以上),C(60%以上)による成績評価のうえ,単位を付与する.
課題・試験結果の開示方法
課題については,講義内で解説する.

履修上の注意・履修要件
実践的教育
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。