シラバス情報

授業科目名
材料力学Ⅱ
(英語名)
Mechanics of Materials II
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
2年
ナンバリングコード
HETBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
日下 正広
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9
オフィスアワー・場所
月曜日5時限(後期),姫路工学キャンパスC棟C131室
連絡先
kusaka@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
5◎/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 材料力学Ⅱでは,軸線に直角に荷重が加わるはりのたわみ問題の解析法さらにエネルギーを利用した解析法,組み合わせ応力状態などを理解し,実際の構造物の設計で出くわす問題に適用できることを目的として講義を行う.

【達成目標】
 梁の曲げ応力・たわみ解析ができること.ひずみエネルギーの概念が理解でき,ひずみエネルギーを用いて変位の解析ができること.さらに組合せ応力および柱の座屈問題の解析ができ,簡単な構造要素の設計ができること.
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】梁のたわみ,不静定はり,カスチリアノの定理,モールの応力円,衝撃応力,組合せ応力,薄肉圧力容器,座屈
講義内容・授業計画
【講義内容】
 材料力学Ⅰで修得した応力・ひずみに関する基礎知識をもとに,構造物の設計においてしばしば出くわすより複雑な問題に対処できる知識および考え方を養う講義とする.材料力学Ⅱでははりのたわみ問題の解析方法,ひずみエネルギーの概念を理解させ,また組合せ応力状態と柱の座屈荷重に対する考え方について学ぶ.

【授業計画】
1.曲げ及びねじりの復習(コイルバネの設計)
2.はりのたわみ1
3.はりのたわみ2
4.不静定はり
5.断面が不均一なはり,組合せはり
6.はりの総合演習
7.中間試験
8.ひずみエネルギー,カスチリアノの定理,カスチリアノの定理のトラスへの応用
9.カスチリアノの定理のはりへの応用
10.エネルギー法の補足,衝撃荷重と衝撃応力
11.傾斜断面の応力
12.主応力,モールの応力円
13.曲げ,ねじりおよび軸荷重の組合せ,圧力を受ける薄肉構造物
14.弾性座屈とオイラーの公式
15.まとめおよび総合演習
期末試験

※:パソコンの使用:事前配付pdfファイルを印刷して持ってこない場合は,タブレットまたはパソコンが必要.

生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
「JSMEテキストシリーズ 材料力学」日本機械学会(丸善)
 また,ユニパで講義資料をpdfファイルとして事前配布
参考文献
附属図書館に多くの材料力学関係の書籍があります.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際してユニパで配付した資料を事前読み込み(15h),授業内容に関係した科目の復習(15h)
【復習】講義資料の読み直し,(15h),宿題レポートの実施(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 

【成績評価の方法】
 主要項目について宿題レポート(演習問題)を課す.レポート20点,中間試験40点,期末試験40点の重みで合計して評価する.
課題・試験結果の開示方法
中間試験および宿題レポートの解答は、原則次の講義内で解説する。
定期試験は、全体的な講評や模範解答をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。

履修上の注意・履修要件
講義内容が理解できるよう,十分な時間をかけて,予習・復習を行うこと.
 レポート課題については,図書館の文献なども調査・研究し,十分理解した上で解答すること.
 材料力学Ⅰ,力学Ⅰ,力学Ⅱ,力学Ⅰ演習,力学Ⅱ演習を修得しておくことが望ましい.

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。