シラバス情報

授業科目名
機械加工学
(英語名)
Machining Technology
科目区分
対象学生
工学部
学年
2年
ナンバリングコード
HETBA2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
布引 雅之
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
水曜日5時限(後期),書写キャンパス6号館6503室
連絡先
布引雅之:6503室

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/5〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的
本講義では機械製作法の中で最も多様されている切削加工、研削加工、研磨加工の加工原理を説明できる。各種加工法の特徴を挙げることができる。加工条件を加工現象と関連づけることができる。

達成目標
種々の材料に所定の形状や機能を与える加工法の原理を区別できる。それを実現する工作機械や処理法を提案することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード
1.機械製作法
2.機械加工の原理
3.金属材料の機械的性質
4.金属材料の切削機構
5.2次元切削の力学
6.切削加工
7.切削工具の摩耗と寿命
9.切削仕上げ面
10.各種切削加工法
11.最近の切削技術
12.砥粒および研削砥石
13.研削機構
14.研磨機構
15.最近の研磨加工技術
講義内容・授業計画
科目の位置付け,教育内容・方法
代表的な生産加工法である機械加工、すなわち材料の不要部分を除去することにより製品形状を作製する加工法を学習する。刃物による切削加工、砥石による研削加工、砥粒による研磨加工について、個々の加工原理や加工メカニズムの理解に重点を置いて講義する。機械製作法は、設計製図の結果を受けて所望の精度をより経済的、効率的に実現する加工工程を設計するために必要な知識である。製品設計段階で加工技術に関する知識がどのような位置付け、重要性を持つか、設計製図、工作実習の講義と関連づけながら講義を行う。

授業計画
1.機械製作法概論(機械加工以外の加工法を含めた機械製作法全般)
2.機械加工の原理・工作機械
3.金属材料の機械的・熱的性質
4.切削加工1(金属材料の切削機構)
5.切削加工2(2次元切削の力学、3次元切削)
6.切削加工3(切削温度)
7.切削加工4(切削工具の摩耗と寿命)
8.中間のまとめ課題演習
9.切削加工5(切削液、切削仕上げ面、びびり振動)
10.切削加工6(各種切削加工法)
11.切削加工7(最近の切削技術)
12.研削加工1(砥粒および研削砥石)
13.研削加工2(研削液、研削機構、研削抵抗、研削温度、研削仕上げ面粗さ)
14.研磨加工1(研磨加工の分類と特色、研磨機構、研磨資材)
15.研磨加工2(研磨仕上げ面、研磨機、各種研磨加工、最近の研磨加工技術)

⽣成系AIの利⽤:⽣成系AIの利⽤については教員の指⽰に従うこと。⽣成系AIによる出⼒結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。⽣成系AIによる出⼒をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
奥山繁樹・宇根篤暢・由井明紀・鈴木浩文著,機械加工学の基礎(コロナ社)
参考文献
切削、研削、研磨加工等のより詳しい専門書
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】毎回授業前にユニバーサルパスポートを介して配布する授業資料をダウンロードし、授業内容の事前読み込み(30h)
【復習】レポート作成(6回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・授業資料を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
機械加工の原理を説明でき、各種加工法の特徴を挙げることができ、加工条件を加工現象と関連づけることができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力)の到達度に基づき、S(90 点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
能力を評価するために中間試験(講義内容1〜7)と期末試験(講義内容9〜14)を行い、また、レポートを課す。成績(満点100 点)の配点は、レポート20点、中間試験・期末試験とも各40 点とする。
課題・試験結果の開示方法
レポートは、それぞれにコメントを付して返し、次の講義内で解説する。
定期試験は、試験結果を試験完了(受験できなかった学生の追試がある場合は追試完了)後の翌週に公開する。

履修上の注意・履修要件
講義内容は1年次の機械工作実習、および2年次の機械設計製図Ⅰ、Ⅱと関連性が高いので、自己学習によってこれらの科目の復習・予習を通して、本科目を総合的に習得することが望ましい。

実践的教育
該当しない
備考
教科書以外の資料はUNIVERSAL PASSPORTを利用して配布します。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。