シラバス情報

授業科目名
制御工学Ⅰ
(英語名)
Control Engineering Ⅰ
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
HETBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
小西 康夫
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9
オフィスアワー・場所
月曜 16:10〜18:00. 6402
連絡先
konishi@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4〇/6〇
研究科DP
全学DP
1-1◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
講義目的
本講義では,機械系技術者に必要な古典制御理論を講義し,実際の機械システムに理論を応用できるようにすることが目的である.

科目の位置付け、教育内容・方法 
自動制御は主にフィードバック原理を基にして,機械装置で自動的に制御を行うための基礎理論である.いわゆる現代制御論に関しては,その概要の紹介にとどめ,スカラ制御論を中心に,その理論の基本的概念を把握することに重点を置く.そのため数学的厳密性は多少犠牲にしても,その背後にある考え方を理解できるよう,機械システムにおける制御の実例を交えた平易な授業を行う.また制御をコンピュータで実現するために必要な知識について述べる.

達成目標 
伝達関数の概念を理解し,一次遅れ系や2時遅れ系に対して制御系が設計できること.特に,時間領域では過度応答,定常応答が理解でき,周波数領域ではベクトル軌跡とボード線図を理解し安定判別できること.さらに,コンピュータで制御を実現するための時間領域でのコントローラを作れること.
授業のサブタイトル・キーワード
古典制御理論
講義内容・授業計画
講義内容
 古典制御理論について講義する。


授業計画
1.制御とは              2.システムの数学モデル
3.伝達関数の役割             4.動的システムの応答
5.システムの応答特性         6.2次遅れ系の応答
7.極と安定性                      8.中間試験
9.制御系の構成とその安定性        10.PID制御
11.フィードバック制御系の定常特製     12.周波数特性の解析
13.ボード線図の特性と周波数伝達関数    14.ナイキストの安定判別法
15.ループ整形法によるフィードバック制御系の設計       16.期末試験

なお、この授業では生成AIの使用は不可とする。

教科書
はじめての制御工学、佐藤和也,平元和彦,平田研二、講談社
参考文献
制御工学 日本機械学会
古典制御論 吉川恒夫、昭晃堂
制御工学入門、松村鋭一、養賢堂
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの事前読み込み(30h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキストの読み直し(15h),テキストの練習問題の理解(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
中間試験50点,期末試験50点として評価する.
課題・試験結果の開示方法
テストおよびレポートを出題した場合は,原則次の講義内で解説する.
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する.

履修上の注意・履修要件
複素解析学A,力学Ⅰを修得しておくことが望ましい.


実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。