シラバス情報

授業科目名
鉄鋼材料学
(英語名)
Steels
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBA3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
土田 紀之
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9
オフィスアワー・場所
月曜日16:10〜16:40・場所:C123室
連絡先
tsuchida@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的
鉄鋼材料は予想開発鉱量が1,400億トンと資源が豊富なこと,リサイクル性が高いこと,還元が容易であること,様々な合金元素を添加することにより,目的にかなった強靱性を持つ材料を作ることができる.本講義では,優れた機械的特性を発揮させている相変態や特殊炭化物反応などの微視的な組織変化を材料科学的に説明し,様々な鉄鋼材料の特長や用途等を理解することによって,鉄鋼材料の基礎と目的に応じた熱処理方法,組織の変化,必要とされる機械的特性の考え方について述べる.

到達目標
・鉄鋼材料の種類を分類できる
・鉄鋼におよぼす添加元素の影響を説明できる
・鉄鋼における機械的性質と組織を関係づける
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】我々の生活に欠かせない鉄鋼材料の基礎力を身につける鉄鋼材料学
【キーワード】鉄鋼,熱処理,組織
講義内容・授業計画
講義内容
本講義では,構造材料として信頼され,多用されている鉄鋼材料を題材とし,これまでの授業や実験・実習等で学んだ鉄鋼に関する基礎的知識を元に,鉄鋼材料の熱処理方法と組織,機械的性質について解説する.

授業計画
1.鉄鋼の基礎
2.鉄-炭素系2元状態図
3.工業用純鉄と軟鋼
4.加工用薄板の成形性
5.一般構造圧延鋼材
6.非調質圧延鋼材
7.機械構造用鋼
8.中間試験
9.焼き入れ性評価
10.鉄鋼の浸炭法と窒化法
11.ばね鋼
12.高硬度鋼の熱処理
13.ステンレス鋼1
14.ステンレス鋼2
15.耐熱鋼

⽣成系AIの利⽤:⽣成系AIの利⽤については教員の指⽰に従うこと.⽣成系AIによる出⼒結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない.⽣成系AIによる出⼒をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない,⼜は認定を取り消すことがある.
教科書
鉄鋼材料(日本金属学会,講座・現代の金属学 材料編4)
参考文献
谷野満,鈴木茂共著,「鉄鋼材料の科学」,内田老鶴圃
W.D.キャリスター,「材料の科学と工学I, II」,培風館
内田仁,「基礎から学ぶ 機械材料学」,アグネ技術センター
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストを事前読み込み(20h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキストと自身のノートを読み直し(10h),各章の最後に行う演習問題の解き直し(10h),
    授業中に自身でまとめたノートの内容整理(10h),演習課題(10h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
定期試験(2回),演習課題,レポート等で評価する.
定期試験75%,演習課題・レポート25%を基準として,受講態度を含めて総合的に評価する.
履修者は,しっかりと出席しましょう.
課題・試験結果の開示方法
授業で取り上げる演習問題は,講義内で解説する.
また,演習課題は,ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使ってコメントを返す.
定期試験は,全体的な講評をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す.

履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。