シラバス情報

授業科目名
創造設計演習Ⅱ
(英語名)
Exercises of Creative Design II
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBK3MCA3
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
担当教員
日下 正広、阿保 政義、布引 雅之、川口 夏樹
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9
オフィスアワー・場所
適宜 各教員居室
連絡先
kusaka@eng.u-hyogo.ac.jp (ブリッジコンテスト)
nunobiki@eng.u-hyogo.ac.jp(ロボットコンテスト)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
6◎/5〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 本演習は,数多くの解が考えられる課題に対して,アイデアを出し,それを実際の形に創り上げ,実機による試験結果を検証し,改良を加えてより良いモノを創り上げるPDCAサイクルを行う。その製作上の問題を解決する方法や製作手順を計画することによって,創造性,問題解決能力を養う。

【到達目標】
 必ずしも正解のない課題に取組み,実現可能な解を見つけ出すことができる。実験等を自ら計画・実施できる。結果を解析し工学的に考察できる。お互いの意見を尊重し,チームで共同作業を行うことができる。自分たちのアイデアを他人にわかる様に発表し,技術的な報告書を作成できる。
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】ブリッジコンテスト,ロボットコンテスト
講義内容・授業計画
【講義内容】
 本演習は,受講学生が半数に分かれ,ブリッジコンテスト・ロボットコンテストのいずれかを実施する。
各コンテスト毎にさらに学生を数人のチームに分け,チームとして課題に取り組み,その成果を競う。また,調査研究,設計,製作,結果の分析,再設計,再製作,競技大会,プレゼンテーションを実施し,必ずしも解のない課題に対応できる技術者としての能力を養う。

【授業計画】
ブリッジコンテスト・ロボットコンテストのいずれかの課題を選択し,以下のスケジュールで実施する。

    【ブリッジコンテスト】   【ロボットコンテスト】
1. トラス解析法概論      ロボット製作概論
2. 調査研究・プランニング     リンク機構モデル作成(Inventor)
3. 基本設計(Bridge Designer)  課題に適したロボットの企画
4. 詳細設計(FEM)        ブレインストーミング
5. ブリッジ製作1       サーボモータを用いたグリッパーの制御1
6. ブリッジ製作2       サーボモータを用いたグリッパーの制御2
7. 第1回競技会・結果の分析  サーボモータを用いたグリッパーの制御3
8. 改良案の基本設計      ロボット製作1
9. 詳細再設計           ロボット製作2
10.ブリッジ再製作1      ロボット製作3
11.ブリッジ再製作2           ロボット製作4
12.ブリッジ再製作3         ロボット製作5(試走)
13.プレゼン準備           ロボット製作6
14.第2回競技会・プレゼン   ロボット競技会・プレゼン
15.報告書作成         報告書作成

※:パソコンの使用:毎回パソコンを使用予定.

生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
適宜資料を配布
参考文献
附属図書館にある関連書籍を参照のこと。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して資料を事前読み込み(15h)、事前調査等の実施(15h)
【復習】設計結果の見直し(10h)、中間報告書,最終報告書の作成(20h)
アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを取り入れる.学生同士のディスカッションを行う.グループ単位でのプレゼンテーションを実施する.
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 

【成績評価の方法】
 全ての授業に出席し実習を行い、報告書を作成し、期日までに提出することを課す。
 実習に取り組む態度(チーム内での討論・検討への参加状況)20点,中間報告書10点,プレゼンテーション10点,最終報告書30点,競技結果30点の重みで,合計して評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。
全体的な講評やコンテストの結果はユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。

履修上の注意・履修要件
実習の説明を最初から聞くために遅刻・欠席しないこと。無断で遅刻・欠席した学生は評価の対象としないので注意すること。なお,事情がある場合は事前にメール連絡し,後日,遅刻・欠席理由が分かる書類(病院の領収書,会葬挨拶状,交通遅延証明書など)を提出すること。

 機械工学に関する基礎科目をすべて履修していることが望ましい。

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。